セビージャにて

・スペイン広場
・アルカサル
・イタリカ

この夏に訪れたセビージャの3つの場所から
陶タイル、モザイクなどをピックアップしてみました。




最初はスペイン広場からご紹介。
装飾にふんだんに陶タイルを用いています。

>>ウィキペディア「スペイン広場」の項


ここではスぺイン広場に扇状に設置されている陶タイルのベンチから
いくつかご紹介。スペイン各県の歴史的事件がモチーフに描かれています。

上の図柄はサラマンカ県のベンチから。学問のこの町らしい知的なムードで青一色の写実的な絵付け。


上はスペイン南東部、ムルシア県のベンチから。絵柄は中世のタッチ?画中に14世紀の文字が見える。


マラガ県。レコンキスタの文字が見られる。カトリックがモーロ人から奪回した模様を描いている。


ギプスコア...というのはバスク語。スペイン語でバスク県。
写実という観点ではずば抜けて高い絵付け技術を見せていたベンチ。




アルカサル
ドン・ぺドロ1世の居城

アルハンブラ宮殿を模倣したムデハル様式の装飾がたっぷり。

そのあまりにち密で計算され尽くした世界を
一言で表すとすれば「宇宙」という意外ないでしょう。



王様夏の寝室。暑さの厳しいこの地方では、
1階の池をもつパティオ隣の石造りのこの空間は贅沢な寝室だったようです。
天井は木造で、星が描かれていていかにも寝室っぽくて可愛らしい。。
(ちなみにドン・ぺドロは残酷王の異名を持っているのだけど)



左と上、床の細工。
ち密に計算されたムデハル様式の幾何学模様。
幾何学模様にもどうやらそれぞれ某かの意味が
在る様です。永遠、とか宇宙、とか。。

屋根は概して「宇宙」を表す事が多い。

クエルダ・セカの簡易技法。
床のタイル。

天井も床も出窓も全て
アラバスターの透かし彫と陶タイル。

広いお城とお城の庭(庭も必見)をみたら、城内のカフェでひと休み。
雀が群れてパンくずを拾っていました。
スペインの雀って、でっかくてまるい。




イタリカ
セビリア郊外にあるローマ時代の遺跡

イベリア半島南部では最古のものだそう。

上写真はパン屋さんの遺跡。
こうやって目の前にパン窯をみると、職人さんの手で粉が練られ、
天然の酵母で生地が膨らみ、窯で美味しく焼けて、
その匂いが町に広がって・・なんて想像してしまいます。



イタリカの遺跡でなんといっても有名なのはこの劇場。
かつて観覧席は3階建だったそうですが、現在は2階部分まで残っています。



上は鳥の間の床モザイク。
他に12星座宮の床が保存状態よく残っていました。
下と左はポセイドンの間の床モザイク。
モノトーンが効いていて、一つ一つの
絵柄のデザインも洗練されています。


ここで発掘された数々の大理石の彫刻は現在セビージャの
考古学博物館に収蔵されています。
上のビーナスもそのひとつ。
目の前にした時、ふわっと風が吹いた感じがしました。
博物館の展示室では無く、ここの空の下に置いてあげたい・・・気がしました。




おしまい