セビージャ 考古学博物館
住所 Pabellon de Bellas Artes.Plaza de America,s/n Sevilla
電話 954 78 64 74


セビージャの主要な観光地の一つ、
スペイン広場が在る公園の
どんづまりにこの博物館はあります。
公園があまりに広い為か、ここまで辿り着く観光客は
少ない様で、
夏休みとはいえ、人もまばら。

しかし繊細な石造りの建物は大変美しくまた収蔵品もかなり豊富。
セビージャ郊外のイタリカのローマの遺跡から
発掘された主要な彫像類もここに保存されています。



素朴でいて的確な表現というのは
やはり日常の中からこそ生まれるのでしょうね




翼のある犬?のモチーフはいろんな装飾に出て来ますが、
これは何なのでしょう?もしかしてこれも狛犬?


梟モチーフ。石に細工してあります。

ローマ時代の部屋々々には、イタリカで
発掘された大理石の彫刻がずらり。
その大きさに圧倒されました。
上写真はその部屋のひとつの床にあった
ポセイドンの石モザイク。
現地イタリカにも幾つかこの様な床が残って居ました。

おそらく鋳造技術でつくられた小さな人形達。
真ん中の人、精霊・・?でしょうか。
てことはキリスト教以前の時代でしょうか。

真ん中の人が持っているのは家畜の餌かなぁ。
沢山のミニ人形が収蔵されていて
見ていて飽きません。日本の埴輪のよう。




すり鉢とすりこぎ。
すりこぎが指の形というのは、、?
その意味が知りたいですね。。


べっかんこ鍋。
直火で使ったんだろうなぁ。
マンガンを使ったこの絵付け技法は今でも続けられています。

考古学博物館内はかなり広く、縄文時代からはじまり、ローマ時代、中世アラビア時代、
1日かけてゆっくりと見たいような充実の内容でした。


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おまけ



上の写真は考古学博物館向かいに在る装飾美術館の建物。
こちらは職人の手による伝統的な工芸品が展示されています。
もちろんla Ramblaの窯元でつくられたボティホ(焼き〆の水瓶)も。


また工房の再現コーナーがあったりして、皮職人、陶芸家、染織家、パン工房etcetc....
小さな美術館ながら、なかなか興味深いものがありました



装飾美術館の展示から。
地下にタイルの展示が沢山あります。
上写真はクエルダ・セカ技法を真似て
量産という配慮からもっと簡易にした技法でつくられたタイル。

おしまい