Concursos de Alfareria y Ceramica LXXIV
弟74回陶工陶芸コンクール

とにかく作品点数が多いので
私が気になった作品のみアップしました。




素焼き部門。
50年程前まで、ラ・ランブラは素焼きの白い水瓶、「ボティホ」
を主に生産する窯元でした。水道が普及してボティホは姿を消し
ましたが、当時の職人さん達が腕を競った
そのなごりが
この素焼き部門にも残っています。

素焼き部門のグランフリはラファ・ルイスです。
今回の受賞を知ってふたりでがっしと握手しました〜。

ここから絵付け装飾部門。
(直訳すると「より良い装飾部門となりますか・・」)。
青い大皿は友人、ラフィの作品。
彼女の専門分野”クエルダ・セカ”という
アラブ由来のテクニックです。

右側の壷は親方のラファの作品。

上/右側の絵皿、すごい。細かい。


右(中)/今回一等賞を頂きました(感謝)「竜と花」。

右(奥)/今回2等賞のアラブ調タイル絵付け。
額もこっていてすごくかわいい。


ここから自由部門。
外国人の参加が一番多い部門でもあります。
上のまんまるい花器(?)けっこうすきだ。








左/これははるばる日本から応募された方の作品だそうです。

上/この作品も気になる。
器のなかはイソギンチャクみたいな造形がしてありました。

アンダルシアの箱、来客の微笑みを誘っているようで
作者としては嬉しいです。


上/自由造形部門一等賞。
コンセプトの提出一切なし、作品のみ提出のこのコンクールで
この作品の受賞はけっこう物議をかもし出していたかも。
なにはともあれ前代未聞の系統の作品の受賞とのこと。
(私の竜の壷しかり。)


左/ラファ・ルイ作品。古びたパイプのような質感。


自由造形部門でひとつ気になるのが、上の器系と彫刻系の
作品がごっちゃに出品されてるところ。
カテゴリー分けた方がいいのではないでしょうか。

さてここから伝統工芸部門。
上の作品は親方のラファの。黒&ビビットの発色が良い。
この発色の良さは低温焼成ならではだなあ。



上/分かりにくいかと思いますが・・キリスト誕生の場面の飾り。


左/なんとなく日本の織部を彷佛とさせるアラブ調の壷。

上/個人的にこの技法だいすき。
アラブですね。
スペイン陶芸はアラブの影響がはかりしれない。