メスキータ
〜en Cordoba
2004年5月7日


さて、ようやっとコルドバの真打ち登場(笑)。いわずとしれた世界文化遺産です。

当時最も栄えていたコンスタンチノープル並みの都市計画があったコルドバに相応しい
世界最大のモスクをという計画で建てられたのがメスキータ。
(実際建立&増築された8〜10世紀当時世界最大のモスクだった。)。
スペイン人のレコンキスタ(再征服)によりキリスト教徒がモスク中心部に
クリスチャンの祭壇を作ったゆえ、
世にも奇妙なイスラム教&キリスト教複合建造物になってしまった。
が、やっぱり本来であるモスクの印象は強く魅力的。

ず〜っと昔に主にアンダルシア地方をひと月かけて回った旅行で、
特に強く心に残った場所がこのメスキータでした。
その後まさかこんな近く(といってもバスで45分だけど)に住む事になろうとはね。

そんなメスキータファンの私なので3ページに及ぶくどいコーナーと
なりました(笑)。御興味のある方はどうぞ御覧ください*


免罪の門からメスキータ入り口を
臨む。まずこの門から入場して
罪の許しを乞うらしい。



メスキータ正面入り口から免罪の門および塔を臨む。

さて入ってきました。
この正面入り口は昔アラブの王が
入場する為の入り口だったそうです。

イスラムの星型の窓。
本来メスキータ(モスク)は四方に入り口があり、中は明るいつくりなのだがキリスト教徒がほとんどの入り口を塞いだ為コルドバのメスキータの中は暗いのだ。でもそれが神秘的であるとも言えるかな?

有名な赤と白の圧倒的なアーチが続く内部。

天井を見上げたところ。
無理矢理解像度上げました(ははは)。
右が庶民側の天井。
左が王が通る道筋の天井。
王の側は装飾されてます。

イスラム式とキりスト式、
石と木など素材も宗教も混合。

王の通路の天井。
ここも装飾されています。

王の通る道筋を真直ぐに歩いてくると
ここミーラブ(王の祈祷場)に着きます。
本来メッカの方向を向いてないといけないんだけど、何か間違って15度程ずれてるらしい。コルドバからメッカの距離で15度だとかなりずれてるね。


ミーラブの天井。
イスラム建築のこういう幾何学的天井はいつも宇宙を彷佛とさせる。


ミーラブの天井無理矢理4倍ズーム。
やはり植物の装飾が。
何か九谷焼みたいな柄だと思った。


ミーラブの装飾は主に植物とアラビア文字。

同じくミーラブの装飾。
イスラムでは偶像崇拝禁止、装飾に人物や動物を
使うのは基本的に禁止なのです。

ミーラブ側から正面入り口を臨む。



こっちはカトリックの礼拝堂。
メスキータ内部に貴族や金持ちが個人の礼拝堂を持っているのですが(現在はスペインノ国有財産。)その個人礼拝堂の中でも出色の装飾をしてるのがこれ。

左と同じ礼拝堂。


メスキータ
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