足 ~カストルとポルックス ~サナギ鈴

サナギすず

カストルとポルックスは双子です。
カストルは地に足を着けていて
ポルックスは中空に足を浮かせていて
どちらも双子の片われずつ。
どちらも大切でどちらも必要です。
 
個展にださせていただいている
「サナギすず」は
大きなサイズがふたつと
小さなサイズがふたつ。
ひとつひとつの音が異なります。
この鈴を顕現してみておもしろいとおもったのは、
小さなサイズの二つのサナギすずが、
まるでカストルとポルックスみたいだったこと。

同じ土で同じように作ってあるのに
音の質が全く異なる。
不思議です。
 
個展会場で実際にサナギすずを鳴らしてみてください。
きっとすぐに
どちらがカストルの音で
どちらがポルックスの音か
お分かりになると思います。

*
 
足のけがの意味?
 
ARCAのオーナー様が足を骨折されたのが3月の終わり。
わたしが足を怪我したのが4月の終わり。
これらの意味を『足止め?』と思うのは一つの見地ですが、
そこで思考が止まってしまうのはもったいないことです。

わたしは自分からは動けませんでしたが
工房にいるだけで、
実際この5月はたくさんの心の奥深く届く滋養となるような出来事が
豊かに起こり続けていました。
ここに居ることの大切さを、
そしてここに居るだけで出来ることが沢山あるのだという
その下準備のようなものも
すでに意図が働かない領域で少しずつ何年もかけて成されていたことと合わせて
足のけがからしっかり分からせてもらうことができました。

ふたつまえのおぼえがき「奇跡は5月8日から」にも
その一部を書かせていただいておりますが
ほんとうに心が満たされる出来事ばかりでしたから
可視不可視ともに幸せな訪れを運んできてくださった方々には
感謝の気持ちでいっぱいです。
これを「足止め」と名付けるのは違うように感じます。
むしろ「飛躍」・・かもしれません。
 
サナギをみると
ちっとも派手に動くことがないから、
いも虫だった時の方がもっとあちこちに行けたのに、
と思うかもしれません。
一見「足止め」という風にみえるのかもしれないのですが、
じっさいにはさまざまな変容が、サナギの中で起こっています。
 
この話を書いていて「素直に受け止める」というメッセージが
降りてまいりましたので合わせて記しておきます。
 

 
この流れの中から生まれてきた命の種が、
現在ARCAさんでの個展に出させていただいている
『サナギすず』たちです。
 
 (以下個展会場に添えさせていただいています
「サナギすず」のキャプションより)
 
葦など植物の茎が倒れて川の流れにさらされる。
その倒れた茎に、川の流れに乗った砂鉄が茎の表層にとどまり重なってゆく。
やがて茎は朽ちて表層の砂鉄が筒状に残る。
太古の人々はこれをすずのように用いたようで、
蛹鈴と呼ばれて3の倍数の蛹鈴を束ねて音を鳴らしたといわれています。
 
今回おつくりさせていただいた蛹鈴につきましては、
まず
ご専門の方が口伝で作られる神ミキを醸す甕と同じ土でおつくりしていますということと、
蛹の中に命の種、神聖幾何学の最初の中心が生まれる図形を顕したものが入っています。
この図形については諸説あり、
シード・オブ・ライフの立体形だという見地もあることから「命の種」と名付けました。
正四面体を8つ合わせることで不可視の領域のピラミッドが6つ虚空に顕れます。
その空間に流れるものが「フリーエネルギー」だと降りてきます。
実際にこの蛹鈴を鳴らすと倍音のようなものが出て
あまりの懐かしさのようなものを感じてずっと鳴らし続けたくなってしまうのです。
 
 
桜山の土と赤津の土 純金彩
***使用したお水
・五つの耀わんより注ぐ水
・ヤマトタケルの湧き水
・弟橘媛海水
・乙女温泉水
・富士山マナの泉
・諏訪春宮の水
・貫井神社桜水
・復活の水(目黒不動尊旧暦正月
 ごまたきの湧き水)
 延命寺 金竜弁天 薬水
・桜山古墳の王様より転写された
 「すべてうけとる水」
  
***
 
 
◆ARCA企画MAJO個展
『ひのひかりとどく ‐すずとおまもり‐』
 
会期*5月24日(金)〜28日(火)
   12:00〜17:00 水・木定休
会場*ARCA 方舟
   神戸市中央区北長狭通4-7-3-201
   tel.090-6323-2037
 
例年と比べて大変短い会期と成りますが、
今年は、個展会期中に2つのイベントを開催いたします。
 
1つ目は
☆『茶会瞑想』
5月26日(日) 17時~19時
会場 spaceはこぶネ(西宮、香櫨園、さくら夙川の各駅より徒歩)
参加費 お一人様 八千縁(岩茶代込)
西宮の特別会場「spaceはこぶネ」さんのご支援頂きまして
『茶会瞑想』を開催させていただきます*
岩茶に親しみ内宇宙の旅へ。
土の弦楽器を用いた瞑想のあとは会場近くの海岸へ。
自然との響き合いにしたしみます。(19時海岸にて解散)
ご参加のお申込みはメールにて
majo@bv.moo.jp
お申し込みくださった方に折り返し詳細記しました返信いたします。
 
 
2つ目は
☆『おはなし会』※満席と
5月28日(火)15~16時
参加費 お心に浮かぶ金額
個展の最終日に
個展会場のARCAさんにて「おはなし会」を開かせていただきます*
 
ご参加のお申込みはメールにて
majo@bv.moo.jp
お申し込みくださった方に折り返し詳細記しました返信いたします。
 
ARCAさん会場での個展と併せましてお楽しみいただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします*

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