おまけの写真集
4/9パロキア教会 於
聖金曜の夜、磔刑のキリストのプロセッション/行列が中止になったショックを
おおようかのように、偶然通りかかった教会にそうそうたるメンバーの
イマーヘンが集められていました。

上写真のナサレノは金曜明け方、雨の為にプロセションの出発時間をずらしたため
道程の途中、このパロキアで一晩明かすことになったのだそうです。
そして明日の午前10時からまた残りの道程のプロセッションがあるのだと言うことを
おしえてくれたのはコンベントで偶然会ったコーラス隊仲間のパキでした。


太字は各イマーヘンのメインのページへリンクしています。

このセマナ・サンタでコーラス隊も2回、ミサで歌いました、パロキア教会。
左が祭壇。右がプラテレスコの門へ続く扉。(
聖火曜日の禁断の門です)


水曜日のエスペランサ
エスペランサが準備してドローレスの到着を待っていたのも中止に。
本来ならば今日のプロセッションの途中で
ドローレス(現在の痛み)とエスペランサ(過去の希望)の対面があるはずでした。
この演出を初めて去年見た時に、鳥肌がたつほど感動したものです。


エスペランサの無理矢理アップ。
まだ悲しみではないけれども、憂いを含んだ微妙な精神状態の中での『希望』が
上手く表れている表情だと思うのですが。



これは月曜日のウエルト/果樹園の場面。
瞑想中のキリストの前に天使があらわれます。


やはり演劇チックだと思う。。


これは火曜日のシレンシオのキリスト。
ちいさめのイマーヘンです。


しつこく金曜明け方のアマルグラのマリアのアップに再挑戦(笑)。
好きな顔ではないけどこの少女漫画っぽさが気になる。。涙がすごいね。。

これは
アマルグラのマリアの
お神輿台彫金の極々一部。
キリスト物語に縁のあるもの
ばかりがシンボリックに
表されています。

細部までこうして
見ていくと面白い。


金曜明け方のマグダラのマリア
べロニカの場面。


金曜明け方のナサレノ
パソの全景。 このお神輿は珍しく日本式に棒を担ぐ形態。

ナサレノの無理矢理アップ。
彼はホントに人気者でキーホルダーやらポスターやらも販売されてるんです。
もちろんセマナ・サンタで一番大事な金曜明け方のナサレノだからなのですけれど。

ナサレノのお神輿台の彫金。周り中に沢山天使がくっついてました。
じつをいうとこのナサレノ、普段はなかなかこんな近くによれないんです。
今日は特別ですね。


これは今度の日曜日にでるパソ。復活したキリスト像です。
まだ準備j中で花飾りも何も装飾されていません。
ちょっとフェイントで撮らせてもらいました。

こうしてまぢかで改めてじっくりとイマーヘン達を拝見すると、古い彫刻もきっちり修復されていて真新しいかのようです。
それがスペインの教会彫刻の価値観。成るべくすたれないように。何百年か前に作った時と同じように。
日本の仏像にも以前は絢爛豪華に彩色を施されていたものも少なくありません。
それを現代にどう保存していくかの考え方の違い。どちらが良いかとは言えません。
けれど
スペインの彫刻たちは町の人々と共に「息づいている」感じが強いです。