何のために

 
アマポーラにふたつめのつぼみが。
こんな風にしばらくうなだれていて
咲くとなったら急にぐん!と頭を持ち上げるのですよね。
 
子供のころ、母親がよくポピーの花を買ってきていたことを思い出しました。
あの当時、外来種のポピーが輸入され始めて
それで流行っていたのかもしれない。
 
つぼみを包んでいる花のガクが卵の殻みたいで
花が咲き始めるとガクが割れて剥がれてくるので
『剥いて良い?』と母親に聞いてそれを剥くのが好きだった。
 

ちなみに きのうのアマポーラはこんなふう。
 
すごいなあ。。
 
おしべはすべて枯れ萎れ
めしべはふくらんで
 
何のため?
 
ふと
そんな問いかけが
こころにうかんできえました。
 
 
ただ人をよろこばすため。
 
なんの躊躇もない答えが
声ではない振動で聞こえてきました。
 

アマポーラの花のぬけがら。
 
 
 
何のために?

 
庭の梅の実がもうこんなにふくらんでいました。

 
 
 
それから夕方になって
ヤマトタケルの湧き水を汲みにまいりました。
 

 

 
ふとみあげると・・

鳥居が・・
 
鳥居が花束をかかえていました

 
わたしもうれしくなって
すべてのみんなに
うたをうたいました。
答えるように風も一緒にうたいました。

 
 
 
帰り道、
今日の海の際のお社には白竜がいて

 
もういちど海から拝殿前に通じる大きな道をつくったのでした。
 

 

 
 
 
個展の作品の制作は最終工程の純金彩にはいりました。
写真は女神たちのうつわのそばに顕れたちいさな天使(拡大)

何のために    ― ただ人をよろこばすため


 
 
今夜は窯番です。
作品たちに施した純金と純銀の焼き付けで炉内750℃まで上げてまいります。
太郎君(窯の名前)よろしくお願いいたします。
 
 
 

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