つれづれ

お天気だったので作品の乾燥は庭の木漏れ日にて。
最近庭の振動がとても高く繊細でここち良いのです。

どこかからのこぼれ種のアマポーラ。
蕾がいくつか開き始めています。
例年以上にスズランたちがたくさん地面から顔を出しました。
新潟から移植した在来種の日本スズランです。
昨年の剪定が上手かったのかジャスミンの開花、圧倒的。
次々に咲くお花を摘んで工房がいつもよい香りです*
土のシンギングボウルの中に花を入れ工房で作陶しながら演奏したら
その響きを転写された成形途中の作品が
とってもご機嫌になっているのがわかります*

 
夕方にヤマトタケルの湧き水を汲ませていただきに参りました。

こちらもつつじが満開で花たちか語りかけてくるのが嬉しい。
水の本質は「玉」だというそのままの姿に。
 
木も水も土も
ちゃんとその領域にチャンネルを合わせたら
みんなひとなつこく語り掛けてきます。

つれづれ

ある日の不思議な夕焼雲

ふだんは、

精麻を撚ったり
この季節は
山で山菜を摘んできたりしています。

乾燥させたつくしを人によっては「スルメ」と呼びます(笑)
野草の香りはするのですが、
噛みしめるほど味わいがにじみ出る感じは確かにスルメっぽい。

なぜか弁天様とご縁深くて。そのお話はまた改めて。。
 
弁天様のお社のうらにかくれて
地面の近くに低い背丈のさくら?の花が、ひっとり咲いていました。

お焚き上げのあとの境内にて。

 
桜の蕾がまだちょっと固い頃は
重なるガクの感じが竜の鱗の雰囲気に似ています。
だからコノハナサクヤヒメのお使いは竜なのでしょうか。。

桜氣浪シリーズ『すずとおまもり 山桜』より

火のエネルギーが入った「復活の水」と
地元の桜山の土+幼少時より縁のある赤津の土とでおつくりしました。

**
 
◆点滴堂企画展
 『うさぎとさくら』
3月20日(水)~31日(日)
※MAJO作品は22日17時頃~の出展となります。
12:30~20:00 月・火定休
会場:点滴堂
東京都武蔵野市中町1-10-3 2F
tel.090-6796-5281
 
**点滴堂HPより**
三鷹駅 北口 歩いて5分、
「点滴堂」はギャラリースペースのあるブックカフェ。
ちいさな店内にぎっしり詰まった書棚の古本はすべて販売してます。
作品の展示を楽しみつつ。
お気に入りの1冊を選びながら。
おいしい珈琲・紅茶をご賞味ください♪

日常の景色のなかで

地元の大好きなお店がまた一つなくなってしまう。

商店街の八百屋さんの奥がカフェになっています。
私はここが大好きで。
季節のお野菜を買わせて頂いたり、
季節のランチやフレッシュなジュースをいただいたりしてきました。
 
初めてこのお店ができたのを見た時、
心底『わあ!!』って思って、ほんとうに嬉しかった。

このお店は、
規格サイズより、おおきすぎたり小さすぎたりして
廃棄されるお野菜を救済する八百屋&カフェでした。
 
規格サイズっていうのは、
チェーン店のスーパーの規格サイズの棚に入るかどうか、
規格サイズのビニール袋に規定個数入るかどうか、で決められているそうだ。
そこからはずれる大きさのお野菜たちが大量に捨てられている。
 
私の地元は大根が名産なのだけど、
毎年おびただしい数の規格外サイズの大根が捨てられる。
それをみてもう黙っていられなくなったといって、
この八百屋&カフェを始めたのだとお店の方にオープン当初にお聞きした。
 
よく利用させてもらいました。
 
けれど、しばしばお客さんから、
野菜の種類が少ない、だとか
お野菜の入荷が偏ってる、だとか
(廃棄野菜が出た時とそうでないときに店頭に並ぶ品数が変わるので)、
地元のお客さんから、お店の人が言われているのを
割と何度も目撃しました。
  
そもそもの主旨が分かってないんだなあと思う。
店員さんたちはお話で伝えて下さるのだけど、
『それじゃあしかたがないのよね。』と言うお客さんもいる。
常に大型スーパーで買う様に、
一般的な八百屋さんで買う様に、お野菜を買いたいのだろうね。
 
私はお野菜は基本的に地元の農園さんで直接買うから、
いつも同じようにどの季節も安定的に買えるなんてありえなくて、
大型スーパーや、一般的な八百屋さんで並ぶお野菜が
いかに普通な状態でないかということは、
直接畑に行ってお野菜を買うようになってからよくわかった。
棚に野菜がすらり整頓されて並んでいるということがいかに異常なことかって。
 
この八百屋&カフェのお店の
ちゃんとコンセプトが分かる人に届けばいいのに、と思いながらも
採れたて新鮮のお野菜なんかは早くたくさんの人に売りたいのだろうからむずかしそう。
この時期の大根なんて本当にこの店の中あふれるほどに大根だらけになるから、
調理した保存のきく状態にしたものに店員さんが作って販売していたりしていたようなのだけど。
 
土日なんかは気候がいい時は、立地の良さも手伝って
観光客でカフェは満席のこともあった。
でも今日は、カフェにいたのは私ひとりだった。
 
私は通いの客だから
かいつまんで見えてきたその時々のことしかわからないけれど、
店長さん曰く今月末で店を辞めます、閉めます、とのことでした。

サラダボウルのランチを食べ終わったあと、
デザートが出てきたから驚いて『頼んでないんですけど。』というと、
『今日来てくださった方へのプレゼントのようなものです』と、店長さん。
 
こころからありがとうございました。
でもとても残念です。
思いが巡ります。
 

納品のことなど つれづれ

20日より開催の点滴堂さんの企画展「うさぎとさくら」。
MAJO作品は諸事情により
22日(金)の17時頃以降からの参加を予定しております。
どうぞよろしくお願いいたします。
 

王様の前方後円墳がある桜山の真上。
(縄文時代からの地層が表層化しているお山で、
郷土資料館の方のお話によると
ここは日本で一番最後に
弥生時代に移行した土地だと言われています。
つまり日本で一番縄文時代が長く続いた土地。
ぽかぽかとあたたかくて大好きなお山です。)

先週点滴堂さんに納品日を延ばしていただいたその絶妙のタイミングで、
ご神事に使用するうつわのご依頼が入りました。。
なんだかすごい・・。
陶芸は完成するまでの工程が自然の気候などに左右されることが多いので
最終的に窯の蓋を開けてみるまでまだはっきりとは言えませんが
この絶妙なすべり込みっぷりを思うと、このまま順調に焼き進められれば
このうつわは大切なそのご神事にきっと間に合うのでしょう。
 
全く意図していない展開ですが
まるでそのために点滴堂さんに納品日を延ばして頂いたかのような状況にも見えます。。
 
頭では計算できなことばかり
ふしぎなことばかり
なので
こういったことはもう自然の流れにすべてお任せ致しております。

菊練りされた土のふっくらとまるまった雰囲気
愛おしい

 
今夜は窯番です。
 
**
 
◆点滴堂企画展
 『うさぎとさくら』
3月20日(水)~31日(日)
※MAJO作品は22日17時頃~の出展予定となります。
12:30~20:00 月・火定休
会場:点滴堂
東京都武蔵野市中町1-10-3 2F
tel.090-6796-5281
 
**点滴堂HPより**
三鷹駅 北口 歩いて5分、
「点滴堂」はギャラリースペースのあるブックカフェ。
ちいさな店内にぎっしり詰まった書棚の古本はすべて販売してます。
作品の展示を楽しみつつ。
お気に入りの1冊を選びながら。
おいしい珈琲・紅茶をご賞味ください♪