前回の投稿に加えて。
写真の火が走るような模様のことを「緋色」と
通常陶芸用語では言います。
緋は火のことです。
広い意味では土にコーティングする釉薬と同じですが、
緋色は、植物の灰がかかる部分がこのような色に、
土に変化を起こさせます。
土の弦楽器みかぼしには全体にこの緋色が施されています。
緋色が出るのには土との相性もあり、
緋色をつけてもほとんど出ない土もあります。
ですので
写真2枚とも緋色と相性が良かったといえます。
土と火の力が調和して引き出されてくれています。
(加えて上下2枚の作品ともに土に使用した水は、
向津峰の磐座の土の転写水、
そして滝川神社の滝の水を合わせて練り上げています)
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MAJO個展『玄 双つの月』
2022年9月28日(水)20:30より
10月3日(月)20:30まで
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