~月兎

 

 
MAJO個展
『 冏(きらめき) -降り立つ- 』
 
5月3日(水)~28日(日) ※3、4日を除く水・木定休
12:00-18:00
会場/gallery ARCAギャラリーアルカ
神戸市中央区北長狭通4-7-3-201西
tel.090-6323-2037
JR元町駅東出口より徒歩1分
地図
https://atelierseed.shop-pro.jp/?mode=f1
 
 
◇5/12(金)、13(土)
『土のシンギングボウル 音と響きのワークショップ』
詳細とお申込みは下記リンク先をご覧ください*
https://ameblo.jp/tane320/entry-12798018658.html
 
◆会期中毎週火曜日5/9、16、23
Zoomフリートークライブ「方舟に揺られて」
詳細とご視聴につきましては下記リンク先をご覧ください*
http://majo.moo.jp/oboegaki/?p=13534
 
 

道真さん

 
道真さんがだいすきで
45年以上住んでいた都内の家の産土の天神様がだいすきで
今年も梅まつりに訪れていました。
ここは藤祭りも有名なので
今頃はたくさんの人で賑わっていることでしょう。
 
数年前、移住先に決めていた和歌山の湯浅町に
道真さんの土人形を全国から集めた小さな博物館があり、
この博物館に案内してくれた町の移住サポート担当者の複数のかたに
なぜここに道真さんが?とお訊きしてみたのですが
その時は、なぜかわからない、とのことでした。
 
湯浅町に何度か通ううち、
やはりこの町の魅力にとりつかれてのちに移住されて
現在は湯浅町のガイドをされている方との偶然の出会いがあり、
お話うかがえる機会がありました。
 
お話によると、
かつて主に関西方面を中心に
こどもの日に道真さんの土人形を飾る習慣があったのだと。
学問に秀でた道真さんにあやかって、とのこと。
そののち、戦争の影響から、
いまは鎧兜を飾ることにとって代わってしまったのだとか。
 
ですから関西方面の各家庭に残されている今は飾られることのない道真さんの土人形を
一堂に集めてここに資料館として展示させてもらっているのです、と。
 
道真さんの土人形には特徴があり、みればすぐに道真さんとわかります。
それは衣の両袖がぴょこりと跳ねているところ。
なぜ袖がこんな風になっているのか、いまだ謎のままでした。
 
先日、工房の目の前の王様の古墳に行ったとき、
楠の根元でコンタクトしていると、
エネルギーの巡りが
まさにこの道真さんの両袖のように
両袖が持ち上がるような道筋で循環していることに気づきました。
 
あ、これか。
 
いわゆるトーラスを形作るような感じです。
 
このトーラスの氣の流れにそって
氣の流れに沿うような質の布でつくられた衣の袖なら
袖の裾が道真さんの土人形のようにぴょんと持ち上がる感覚は顕著だろうなぁ、と
なんだか納得してしまいました。
袖の様子は氣の流れを表しています。
何しろ幽顕優れた道真さんですから、そういう感覚は当然ありそうです。
 
菅原道真さん。
学問の神様と言われますが、
『岐路に立ち 迷うときには 私の元においで』という
天神様となった道真さんの言葉が
本質のような感じがしています。
 
5月5日こどもの日に
うしなわれた習慣と伝統を想いながら記します。
 

 
人形の写真は湯浅町で撮影させていただいた道真さん。