訪れたのは神戸岩茶荘。
以前、ダンサーでありヒーラーでもあるミウさんのお話から
このお店を知って、直感的に気になっていたお店でした。
今回の旅でタイミングが合い、お粥のランチにと訪れたのですが、
これまたタイミングで、この日ちょうど眼診が一枠だけ空いており
飛び込みで診ていただけることになりました。
ランチのお粥をいただきながら順番を待っていると、
このお店はただのおしゃれなカフェではなく
本質的な医療の場でもあることがわかります。
日本では「代替」とレッテルと張られてしまうジャンルのものは
実際には古来から本質にとどくものだからこそ、
という部分があることを私も常に感じているのですが、
やはりただの嗜好品ではないお茶というものの持つ本来の力を
まっすぐに感じられる場所としてここがありました。
私にとっては初めての体験です。
順番が来て先生に目を診ていただくと、
このように診断されました。
『あなたは、黄色、土の人です。
元来心身とても健康で何も心配ない。
けれどいまとっても疲れていますね。
免疫力が人一倍高いので、
普通の人ならダウンするところも無理してやってしまう。
免疫力に関しては、
あなたみたいな人はコロナとかにはかからないし、
病気になってもすぐ治る。
がーーーっと入り込んで集中する力が強い感じ。
あとね、物質的なものに怒りを感じている。
たとえば時間とかお金とか。。そういうものに。』
アドバイスとして
氣を回す運動をもっとしたほうがよい、と。
海で泳ぐとかとてもよいそうなので、
今年も海でまた泳ごうかと思います。
すごく興味深かったので、
よく目をみただけで土の人だとかわかりますね、
とお訊ききすると、
『わかりますよ~。』と。
わたし陶芸の仕事してるんです、それで展示があって神戸に来たんです、
というと、
『それはもうぴったりの仕事をしていますね!
どういうものを作っているのですか?』
と聞かれたので、
金を多用して、内側が純金の水を振動を上げる急須や、
そのほかうつわも作りますが、土の剣も作っているというと、
作品を見てみたいとおっしゃってくださったので、
今回の個展のDMをお渡ししました。
それから
こちらの表をみせてくださり↓
わたしがこの表の黄色で、
『黄色は土、大地なので、
大地が乾いてぱさぱさになった状態のときには
黒=水が必要です。』
そして、私が土の剣を作っているといったので、
『剣は白なんですよ。相克の関係で、
ちょうど黄色と黒をつなぐのが白です。』とおっしゃいました。
それを聞いて心震えました。
わたしはスサノオからのメッセージを受けて剣を作り始めました。
スサノオのメッセージはこういうものでした。
『土でできているからおのずと用途は限られる。わかるだろう。』
それまでは、土の剣だから人を傷つけたりしないということかな、と
思っていたのだけれど、
眼診の先生のお話をお聞きしてはっきりわかりました。
大地と水をつなぐものざねとしての剣であると。
今回の個展でも剣を出展しています。
すべて大地に水をつなぐためのものであったのだとわかりました。
そしてこの表に、白は、身体では鼻とあるのをみて、
やはりスサノオは剣なのだ、と。
古事記ではスサノヲは、イザナギが鼻を洗ったときに生まれました。
日本にはそういうスサノオの神話があることを、
眼診の先生に告げると、先生は中国の方なので
『日本にそういう神話があるとは知りませんでした!』
と驚いていました。
スサノオは海外からやって来た神と言う説もあるのでさまざま思いが巡ります。。
『あなたは黄色の人で、これは身体では「口」なので、
講座とかワークショップみたいなことも向いています。』
とおっしゃるから、
『今回ワークショップもするんです!』とお伝えして。
いちいちおっしゃることに吃驚です。
『黄色、白、黒とつないだら、
すべて繋がっていますから次は青で、
青は見えないものを視る力。
頭の後頭部で見るような力で・・』と先生がおっしゃるので、
これも驚いて、
明晰夢で、頭骸骨の内側に目を向けてみたらいい、と来た時に、
そのようにして視点をぐるりと回して頭蓋骨の内側の後頭部をみたら
いくつものスクリーンが見えて
そこに様々な映画のような場面場面が見えたことがありました。
その話を先生に告げると、そうそう、そういうことです、と。
なんでしょう。
話が何のひっかかりもなく通じる。
通じるだけでなくすべてが完全につながっている。
そして
『赤は、心臓です。
心臓は中国では神様です。
ひとりひとりの心臓が神様です。』
とおっしゃいました。
『考えるのは頭ではなく心臓で、
私は、脳は図書館みたいなものだと思ってます。
心臓から血液でつながって脳から必要な情報を心臓にもってきて、
心臓で考えたり思ったり伝えたりするのです。
「そう思う」というとき心臓に手を当てるでしょう?
頭に手は当てませんよね。』
古代エジプトでもそのように聞きますよね、
亡くなると脳みそは捨てて
心臓は特別な入れ物に入れて・・と私がいうと
そうなんですか!と驚いてらっしゃいました。
いま、診察していただいたことで
ぱっと思い出せることをおおまかに書き綴ってみましたが、
目をみただけでここまでわかるのに本当に驚きです。
ほかにも生活習慣や食べ物、胃腸のこと
さらには、龍の話、龍の玉の話、仏様の光背の色の話、
さまざま教えていただきました。
眼診とお茶がセットになって診ていただくのですが、
診察の最後に
『あなたに合うお茶は、もっとインスピレーションが湧きますように。』
とおっしゃって先生が選んでくださったのは、
このお店に入ってメニューを見たときにわたしが真っ先に気になっていた
「黄龍」というお茶でした。
お店の女性の方がお茶のセットを運んできてくださって、
正式な淹れかたを教えてくださったのもとてもうれしかった。
香りを楽しむためだけのうつわが茶器セットの中にあることも喜びでした。
いまわたしがやっていることのすべて正解だと教えていただいたような
まるで答え合わせのような眼診の結果でした。
そしていただいた黄龍のお茶は
本当においしくて飲んでいるとふわりふわりとしてきて
ぽおっとなる感覚があって、、これはまるで酔っているよう?!
あとで先生のプロフィールを拝見したら、
若い時に飲んだあるお茶で初めてお茶に酔うという体験をして
それからそのお茶のことが忘れられなくて
ずっとその若い時に飲んだお茶が何だったのか探し続けて
ようやく見つけたのが、岩茶。
その岩茶を飲んでいただきたく
お店を開いたとの旨が書かれていました。
わたしも今回初めてお茶に酔うという体験をしました。
新しい世界の扉をひらいた
神戸初日の午前中のできごとでした。
そうしてすべて整い、ギャラリーアルカさんへと向かいました。
次回につづきます。
*
個展会期中
ギャラリーアルカのオーナーの西田さんと
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