12月の茶会瞑想

泉源をたずねての連載途中ですがまだまだ続きそうですので
今月の茶会瞑想の日程が決まりましたので
今日はそちらをさきにお知らせさせてくださいね。
 
先月の茶会瞑想では、通常よりも多目の日程を設定させていただきましたが、
お越しくださった皆さまとゆるかやで深い落ち着いた時空間を
毎回共有することができました。
心から感謝いたします。ありがとうございました。

桜色の茶杯「イノセント」

  
岩茶の響きに耳を澄まし
エネルギーの波に癒されて2023年をしめくくる茶会瞑想は下記の2日間の開催日と成ります。
・19日(火)一粒万倍日 13:30~15:00
☆定員2名様まで。
 
会費
お一人様3500円(税込・お茶菓子付き)
 
会場は逗子の工房イソラとなります。
(お申し込みいただいた方に詳細お送りいたします)
 
今回の茶会瞑想お申込みいただけるかたは
下記のいずれか一つ以上に該当される方になります。
 
*2022年以降MAJO作品をお迎えされたことのあるかた(net shop含みます)
*私のエネルギーセッション(リトリート等コラボ企画含む)をお受けになったかた
 
お連れ様と2名様でお越しの場合は
片方の方が該当されればお申し込みいただけます。
 
お申込みは下記メールまでお願いいたします。
majo@bv.moo.jp
 
お申込みいただきました後24時間以内にご返信いたします。
ご縁あります方のお越しをお待ちしています*

茶会瞑想ではさいしょに
その日のパートナーとしてお好きな茶杯をお選びいただくのですが、
今回は富士山の溶岩の上に湧く湧き水につれてまいりました
こちら写真の桜色の茶杯「イノセント」も
お選びいただけるようご用意いたします。
イノセントに共鳴調和された富士山の湧水の振動も
合わせてお楽しみください。
*写真は富士山をご案内下さった公式ガイドのトヨタマヒメさんが
泉の前で撮ってくださったものをお借りいたしました*

 
*岩茶について
 
無類のお茶好きのわたしですが、
神戸の岩茶荘での岩茶との出会いはある意味衝撃でした。
店主さま自ら若い頃にお茶に酔うという経験をされて、
それが忘れられず探し求めて探し当てたのがこの岩茶と言われるものでした。
そしてわたしもその「お茶に酔う」という忘れられない体験をし、
また、
私自身の専門は「うつわ」でもありましたから、
この岩茶との、言葉にならない深い繋がりを感じました。
すでに私の手元には
岩茶をいただくための器の数々が手元に調っていたのでした。
そしてそのうつわのままに
岩茶を淹れる『あそび』の豊かさに
心振えました。
 
運命的な出会いがここにあったことを思っております。
 

 
お茶の薬効は様々言われますが、
氣を読み
そのときどきの状況に合わせ
処されるお茶を飲む。
これはまたわたしがおこなう氣功にも通ずる道でもありました。
 

 
すべてがここに集約されました。
新鮮な地元の山に湧く湧き水を用いてお淹れさせていただきます。
人の体は素直にこれらお茶に映された氣流に反応して”響き合う”
その体験をぜひ楽しんでいただきたく、
満を持して本年6月よりのこの茶会瞑想の開催とあい成り
毎回これまでご縁ありますかたがたにお越しいただいております。
 

 
岩茶とは。
 
現在、世界遺産に指定されている武夷山の限られた範囲で採られるものだけを
岩茶と認定されるとのことで、
かつては皇帝だけが召し上がる秘蔵のお茶でありました。
 
なかでも現代では自然農と認定されるには、
日本よりはるかに厳しい規定を守られたものだけに認められるとのこと。
 
これまで丁寧に何種類かの岩茶をいただいて来ましたが、
それぞれの岩茶たちはそれぞれの環境で、
いずれも人の手で丁寧に育てられて、
月日をかけて茶葉の様子を見ながら
最適に何度も何度も炭火で焙煎にかけられ
(中には茶葉を休ませながら2年間かけて5度の焙煎を経たものも)、
現地での試飲を経てのち茶葉を崩さないよう細心のちゅうおをかけて日本へと運ばれ
そうしてわたしの手元に来てくれた岩茶たち。
それぞれに個性が異なってどれも大好きです。
 
茶会瞑想ではその時々に合わせた岩茶を、
こちらでご用意させていただいています。
茶会瞑想で使用する茶葉は全品無農薬無肥料のものになります。
 

 
岩茶が採れる武夷山系の写真を初めて見たとき、
ここに弁天さまがいる、と感じました。

武夷山。写真はお借りしました

岩茶の育つ環境は、日本の茶畑とは異なるようで、
日もほとんど当たらないような湿度の高い岩盤の上に茶畑があり、
岩茶はそもそもここに野生で生えてた木を増やして茶畑となりました。
太古には仙人が開いた伝説の山でもありました。
 
生命の力が一杯宿ってる大変貴重なお茶となります。
茶葉は、一煎目、二煎目、三煎目、四煎目・・と味わいに変化をもたらし
朝、急須に入れた茶葉で差し湯を繰り返してその日のほぼまる一日、
渋くも不味くもならずにお茶を楽しむことができます。
 
茶葉の力はもとより、
何度も月日をかけて手間暇かけて、
茶葉を休ませながら煎じることを繰り返しています。
(手作業・自然農のものを今回この茶会瞑想ではご用意しています。)
また新茶よりも何年も寝かせたお茶のほうが高価でより取り引きされることも
「熟成させることの意味を味合わせるお茶」であることが分かります。
 

 
茶器について。
 
急須から茶海と呼ばれる片口のうつわに注ぐ滝の氣流を纏わせる淹れ方は
セオリツヒメの氣流を纏う淹れ方に成ります。
この急須の内側には、釉をかけておらず、
直接純金彩を施し750℃以上で焼付いたしました。
日本の国土は主に金脈の上に川が流れる構造になっており、
故に日本の水が繊細で清らかであることの要因ともなっているとの研究が
なされています。
そのことを踏まえて、
龍が金脈をすべるようにして急須から流れ落ちる湧き水にて、
この茶会のお茶はお淹れします。
 
そうして淹れた岩茶を初めて飲んだ時、
その素晴らしい振動にわたし自身、言葉になりませんでした。
このお茶の為に作られた急須だとはっきり感じました。
お茶と急須との、感動的な出会いがあり、
ご縁ある皆様にぜひ味わっていただきたいと思いました。
 
ご縁ありますかたのお越しをお待ちしております*
 
 

泉源をたずねて その5

ツクヨミが書けといってくる雰囲気なので
月のことかいてみますね。
 
ここ数日のおぼえがきは突然にしてスイッチが入ったように、
ほぼ自動書記のような状態で
大抵起き抜けにパソコンを開く間もなく
次々浮かぶ文章のメモを忘れないうちに取ってから
それをほぼそのままブログにアップさせてもらっています。
文脈や表記など分かりにくいと思われる箇所はなるべくあとから調えておりますが、
完璧ではないことご了承くださいね。
 

 
竹取物語の原文を読まれたことありますか?
この物語のラストシーンは富士山です。
 
この美しいラストシーンが省かれるようになったのは一体いつからなのでしょう。。
この物語にとって大切なシーンだと思うのですが。
 
今は昔
竹取の翁という者ありけり
野山にまじりて竹を取りつつ
よろずのことに使いけり
 
学生時代に暗唱させられた記憶がいまもそのまま残っています。
 
竹から生まれたかぐや姫は
翁と嫗に大切に育てられ美しく成長します。
 
年ごろになると求婚者が次々と現れますが
かぐや姫は無理難題を押し付けてすべて退けてしまいます。
ただ一人を除いて。
 
ただ一人というのは帝でした。
かぐや姫と帝は心通じ合わせ
約三年間の和歌のやり取り、文通を続けます。
 
かぐや姫はこう言います。
私が地上の者ならば
あなたのもとへ嫁ぎましょうが、
わたしはそうではないのです。と。
 
やがて月へと帰る時が来て
かぐや姫は帝へ最後の文と不老不死の薬を
使いの者に渡して送ります。
 
使いの者からそれを聞かされ
帝は受けとることを拒みます。
今さら私がそれを受け取って何に成るというのでしょう。と。
 
そして帝は使いの者にたずねます。
この国で一番高い山はどこにあるか、と。
 
使いの者は、
駿河にあります、と答えます。
 
そして帝は使いの者に頼んで
かぐや姫の文と不老不死の薬を
富士の山頂から焚き上げ天へとお返ししたのでした。
 
美しい富士の山頂から
一筋の煙がすうっと天へのぼって行きました。
 

 
記憶に頼って書いていますので
多少の記憶違いはご容赦頂きたいのですが、
ほぼこのような感じで原作のラストは展開していたと思います。
気になるかたはぜひ原文を当たってみてください。
 
ここで私が感じるのは、
かぐや姫との三年間の文通の間に
帝は覚醒していったのではないか、
覚醒というのは、みずからの出自と
この地上に自分が生まれた意味を憶(おも)いだしたのではないかということ。
 
かぐや姫は初見で帝の中に眠る種を見いだしており、彼のアストラル領域でもガイドをしていたのかもしれません。
 
このようなことは今でこそ
私自信も体験し、おぼえがきにこれまで綴ってきております。
現代ではひかやしの対象に成るのを避けて
隠されがちだっただけで、
本来特別なことではありません。
 
月にもたくさんのパラレルがあり
かぐや姫がどのパラレルからお越しになったかたかはわかりませんが、
少なくともロケットで物理的に行くのではない方法で月や宇宙に行けること、
古神道の本にも多く書かれており、
竹取物語の帝という存在は、
今で言うスターシードなのではないかと思わされます。
茶化しや冷やかしで現代は混沌としてしまって居りますが(それでも開く扉は開く)、
素直にクリアに
これら不可視の世界のリアルなできことが
竹取物語には描かれています。
 
わたしが歩いたサンティアゴ巡礼道をご縁に出会って
たくさんのお話と指針を示してくださった古神道の修道士さんから、
『記紀だけでなく竹取物語や万葉集も読み込んだ方がよい』と伝えられたのは
正統な日本史と謳う記紀が書き残したくなかった真のことが
それらには記されているからなのだと今では思っています。
 
世界最古の小説と言われる「竹取物語」に記された月の世界と富士山。
 
月も富士山も
今回の泉源をたずねる旅を
ずっと見守ってくださっています。
 

11月27日の満月

 
つづく
 
*
泉源をたずねて その1
http://majo.moo.jp/oboegaki/?p=17745
 
泉源をたずねて その2
http://majo.moo.jp/oboegaki/?p=17778
 
泉源をたずねて その3 
http://majo.moo.jp/oboegaki/?p=17861
 
泉源をたずねて その4
http://majo.moo.jp/oboegaki/?p=17923
 
*
トヨタマヒメ富士日記に綴られていることと
合わせてご覧になってみてください。
この地球に生まれて、
私は、人生って面白いなあとつくづく思います*
 
『双子座の満月に、またあの方が富士山にやって来た 1128』
https://ameblo.jp/mizunotunagari3776/entry-12830483201.html

『KONOHANAさんを探して… プロローグ (1128のこと)』
https://ameblo.jp/mizunotunagari3776/entry-12830981484.html
 
『日、月、星 を祀る場所』 KONOHANAさんを探して その一
https://ameblo.jp/mizunotunagari3776/entry-12830862731.html
 
 
 

泉源をたずねて その4

ワタツミ
 
ツクヨミ
 

 
今回の富士山行きの日を
はじめ11月29日に設定したのは、
今年の中秋の名月9月29日の満月の会、
そして10月29日の満月の茶会瞑想「イノセント」と
いずれも自らの内から大地と宇宙とを繋ぐ
この時期大切なときをはからずも毎月29日に重ねられてきて
その流れから今回の富士山行きも11月29日と設定したのでした。
 
そのような流れでしたので
はじめは29日の予定だったのですが
トヨタマヒメさんにガイドをお願いする直前になって「28」という数字も来たので、
今回コノハナサクヤヒメの繋がりから一緒に富士山に行くことになった友人にそう伝えて、
28日と29日の2日間、自分のスケジュールを空けておいたのでした。
 
そしてトヨタマヒメさんにガイドのお願いのメールをお送りしましたら、
29日はすでにご予定があるとのことで
28日にご案内いただくこととなりました。
 
ところがこれがまた絶妙なタイミングで
コロコロと小気味よく展開して行くことになります。
28日は富士山へ。
そして29日は真鶴へ導かれることとなり
そこでも驚きの繋がり、答え合わせ、展開がありました。
 
あきらかに配置についた人と人との輪がつながり
広がっていくターンにはいっているのを感じました。
 
真鶴についてはまた後日
おぼえがきさせてください。
 

 
土の弦楽器ワタツミは
去年の5月30日に六甲山、向津峰の磐座に訪れたとき、
山中で不思議なクロアゲハに導かれて
斜面を登り辿り着いた大きな磐座の隙間から入る
乳白色の岩盤にかこまれた
まるで胎内のような優しい空間で偶然手にした土から作られています。
 
その時にその磐座の胎内のなかで
うたったうたの振動が少し記録してあります。
https://youtu.be/pmE6ssjLaEQ?si=AniIlOI3WkaziQdc
 
ワタツミの土を練り上げたお水は
わたしの地元ヤマトタケルの湧き水と
諏訪の森の奥の泉のお水を合わせて使わせて頂きました。
 
上記しました今年9月の中秋の名月のお月見会で
地球を創生した女神のお一人の分け御魂を持つかたが、
ワタツミの音色を
『この世に生まれたときの一番最初の音』
と感知されました。
 
ワタツミは
生まれてくる前の場所と
生まれてきたのちのいまここを繋ぐ
はざまのような音と響きでしょうか。
 
わたし自身がこの地球に生まれた目的が
誕生と幸せな幼年期の振動で天地繋ぐことでしたから、
ワタツミが顕れたのも
地球に生まれた目的のひとつだったのかもしれません。
 
ですからはじめから、
おつくりするものに使う土も水もすべて材料は用意されていて
焼成する温度も数値で心に湧いて来るのは、
はじめから決まっていたことだからなのかもしれません。
この宇宙のシステムに乗っ取って
ようやくわたしは
ただ滞りのない筒であればよいのだと
ここ数年起こっている不思議な体験と現象からわかるようになりました。
 
この宇宙のシステムというのは
元来のすがたに還るもの
みなもとを憶(おも)いだすものとして
いまはたらいています。
 

おびん水の前にて。
弦を杯で張る方法は諏訪の森の奥の泉で教えていただきました。

 
話を今回の富士山行きに戻しまして、
この訪れた11月28日は
満月だったのだとわかりました。
(カレンダーにより27日が満月となってるものもありますが
28日満月とされているものもあるようでした)
 
富士山へ向かう行きの電車のなかで
友人がいきなり背後を振り向いて
車窓の向こうに
朝日を浴びながら沈んで行く満月を見つけました。

 
ここ数年、太陽も月もわからなくなることがあり(エネルギー的に)
それはここには詳しくはかけませんが
天体に何かあった印だとわかりました。
その答え合わせのような出来事もありました。
地球創世の女神のおひとりの分け御魂を持つ方とは
その答え合わせのような席で出逢いました。
 
 
昨年秋に『玄(くろ) 双つの月』
と言う展示を鎌倉で行い
遡って同年の春には7枚の鏡の作品をつくっており
そのうちの2枚が手元に戻ってきて
どちらもなぜか同じ名前をつけたものでした。
(ほかの5枚はそれぞれに異なる名前がつけられています)
手元にあるのは2枚とも『ツクヨミ』と名付けていたものでした。
 
満月が三回続いて、
三回目の11月28日に三光大社に導かれ、
そこで合わせ鏡のお社に出会ったのは
偶然なのでしょうか。
 
また上記しました昨年秋の
『玄(くろ) 双つの月』の個展以降
ツクヨミが来るようになりました。
この個展で演奏された土の弦楽器は「みかぼし」と名付けられた物で
甕(かめ=鏡)の形をしたものでした。
楽器の正面に純金彩されたまあるい星は太陽かと思っていたのですが
月でもあるのかもしれません。
そう思っていたところ、これもまた
人の額に浮かぶ紋章が視える千穂さんからのお話で答え合わせが今年ありました。
 
千穂さんとは巫女舞のかたのご友人で
もう5、6年前に成るでしょうか、
最初にお会いしました。
 
不思議なことに
今回のガイドをお願いしましたトヨタマヒメさんと千穂さんも繋がっており
いよいよこの時代の
この物語の
クライマックスなのではないかという事象が次々目の前に現れます。
 

土の弦楽器「みかぼし」

土の弦楽器は一昨年の年末に突然
三つつくる、と降りてきて
ひとつ目が去年完成した
上記しました甕(かめ)のかたちの「みかぼし」。
このときは、弦楽器を三つつくるというメッセージを受けた二日後に、
ドイツの弦楽器モノリナの奏者の第一人者のかたが
モノリナを背負って工房に来られるという不思議な展開があり、
弦楽器などそれまで縁がない私でしたから
その構造を間近でじっくり観察させていただくことが
「みかぼし」の完成に繋がりました。
 
ふたつ目におつくりした土の弦楽器は
今回富士山に持参した
和琴の絹の弦を使用した「ワタツミ」。
こちらもなぜか去年は雅楽奏者のかたとお会いする機会が多く
「みかぼし」をご演奏いただいたり、
滝川神社や事任八幡のご奉納演奏と舞や、
泉にまつわる古式の水の儀式にお呼びくださって
その時に和琴を間近で拝見し、この事が「ワタツミ」の完成に繋がりました。
 
今年三つ目の土の弦楽器のイメージが降りてきています。
完成に向けてパズルのピースをどんどん渡されている感じです。
三つ目のお名前は「弓月」。
 
もう少しツクヨミのことを書こうと思ったのですが
長くなりましたのでまたの機会に。
 
 
つづく。
 

*
泉源をたずねて その1
http://majo.moo.jp/oboegaki/?p=17745
 
泉源をたずねて その2
http://majo.moo.jp/oboegaki/?p=17778
 
泉源をたずねて その3 
http://majo.moo.jp/oboegaki/?p=17861
 
*
トヨタマヒメ富士日記に綴られていることと
合わせてご覧になってみてください。
この地球に生まれて、
私は、人生って面白いなあとつくづく思います*
 
『双子座の満月に、またあの方が富士山にやって来た 1128』
https://ameblo.jp/mizunotunagari3776/entry-12830483201.html

『KONOHANAさんを探して… プロローグ (1128のこと)』
https://ameblo.jp/mizunotunagari3776/entry-12830981484.html
 
『日、月、星 を祀る場所』 KONOHANAさんを探して その一
https://ameblo.jp/mizunotunagari3776/entry-12830862731.html
 
  

泉源をたずねて その3

 
目の前に顕現する世界に言葉うしなう。
 

 
今回のコノハナサクヤヒメをキーワードとした旅にあたって
いくつかの訪れる候補地がありました。
 
いずれも説明できる理由がある候補地でしたが、
ひとつだけ、何故か気になるというだけで理由なき候補地が
白糸の滝でした。
 
ところが日程が近づくにつれ
今年の7月に諏訪から戻ってすぐに
すでにわたしが白糸の滝の源泉「おびん水」が気になっていたのだということを
(すっかり忘れていたのですが)
憶(おも)いだしたのでした。
これもまた不思議なことに、
トヨタマヒメさんの富士日記が検索で出てきまして、
改めましておびん水のご祭神が
木之花竜神
真之御柱竜神
磐長竜神
となっておりますことを確認し、
これが今回の旅のメインテーマだったのだとようやく氣づいたのでした。
 
現地に訪れる前日になって、
『おびん水に行くなら、土の弦楽器「わたつみ」をもっていかないでどうする?!』という
強めのメッセージを自らの内に受け取りました。
 
後になってわかるのですが、
わたしがこの大地にうまれてきてやりたかったことの
ひとつ(約束)が
 
「わたつみ」を富士の泉で響かせ
なにかを成すこと(言語化できないことです)
 
・・だったらしいのでした。
 
これまでの経験上
間際になって露になる事は最も重要なことであり
深いところへ到達できることでもあります。
果たして今回の旅もまったくそのとうりに運んだのでした。

とうとうと湧く泉「おびん水」。
ここから白糸の滝へ流れ落ちてゆきます。
友人撮影。
諏訪の森の奥の泉の水と
逗子の海の海水を
お繋ぎして

しばし
ワタツミの響きを
おとどけさせていただきました。
泉のまえでみなでワタツミ響かせました。
諏訪で『杯は星』のメッセージを受け
その時から「わたつみ」は
杯で弦を張るようにしています。
土の弦楽器「わたつみ」
泉の前でのご奉納演奏がすべて終わり片付けようとすると
ハートマークのカメムシさんが顕れました。
カメ=亀!
まるで
竜宮のオトヒメさまから
お心いただいたようで♡

お日様のもとに出てみると、
それまで居た泉の傍はまるで深い海の底のように感じました。

トヨタマヒメさん撮影
『荷物重いでしょう、持ってあげる』と
トヨタマヒメさんがわたしのリュックを
友人が「ワタツミ」の入ったスーツケースを
同じタイミングで持って下さったものだから
わたしは荷物がなくなって手ぶらになってしまいました。
それもなんだか可笑しな状況でしたが
ほんとうに心優しいお二人に感謝です。

ずうっと富士山が見守ってくれていました。
 
 

泉源をたずねて その1
http://majo.moo.jp/oboegaki/?p=17745
 
泉源をたずねて その2
http://majo.moo.jp/oboegaki/?p=17778
 

トヨタマヒメ富士日記に綴られていることと
合わせてご覧になってみてください。
この地球に生まれて、
私は、人生って面白いなあとつくづく思います*
 
『双子座の満月に、またあの方が富士山にやって来た 1128』
https://ameblo.jp/mizunotunagari3776/entry-12830483201.html

『KONOHANAさんを探して… プロローグ (1128のこと)』
https://ameblo.jp/mizunotunagari3776/entry-12830981484.html



 

泉源をたずねて その2

2項で動かなかったものも
3項で動き出す 回りだす。
 

 
6月の茶会瞑想の時に
それまで一度しかお会いしたことがないかたが、それもその時もほとんどお話もしたことがないかたが、
ご縁からご参加下さり、
『MAJOさんに有鹿神社のお水を届けるために来た』
とおっしゃるではないですか。
 
なんだか不思議なことがあるものだと
その時お預かりした有鹿神社(有鹿は「アルカ」と読みます)の湧き水は、
貫井神社の産子さんのご縁から貫井神社を中心とした東西南北
(諏訪、日光二荒山、江ノ島、井の頭公園)の
各地5ヵ所から持ち寄られた湧き水を合わせたものとともに合わせて
陶土を練りあげました。

東西南北の湧き水について貫井神社公式サイトhttps://nukuizinzya-official.amebaownd.com/pages/4887527/goriyaku-densetsu
 
その陶土からは桜色の、
舞と
茶杯と
ひさご形のそそぐうつわ・茶海が生まれました。
 
舞が生まれたと言うのは、
桜色の化粧土や
ラスター彩の釉薬(泥土状のもの)を
うつわにつけるときに
自然と舞うような手の動きが生まれるので
そのまま舞いながらつけたところからです。
土と水と鉱物とが合わさり
そうした自然現象の振るえに心寄せると
舞いが、やはり自然現象として生まれてくるのでした。
 
このときに生まれた茶杯と茶海(そそぐうつわ)は
「イノセント」と名付けられ
今回の旅にも持参したのですが
このお茶器についてのお話はまた後日に。
 
ここ富士三光大社では、
まだ手元に少し残っておりました
その有鹿神社の湧き水を
お繋ぎさせていただきました。
 
有鹿(アルカ)とは、有鹿神社の公式では水の意味とされています。
スペイン語(ラテン語)で「方舟」の意味。
(日本は様々な角度から見て世界でも稀にみる多民族国家であること
今では多角的な視点から検証証明されつつあるのでご存じの方も多いかと存じます)
方舟と水。
そして「方舟」というものは
旧約聖書に登場するノアの方舟のみならず、
星間を移動する宇宙船や
ドルメン
古墳(ピラミッド等も含む)
母体に宿る子宮
すべてに共通する
時空間を越える魂(エネルギー体)の乗り物のことを指しているという認識が
わたしの内にあります。
 
トヨタマヒメさんから、
三つの星をお祭りする三光大社にご案内したいとお伝えくださった時に
すぐにピンと有鹿神社の湧き水をお繋ぎしようと思ったのでした。
 
このように一つ一つの出来事が
とても綿密に繋がっており
言葉で説明しようとすると
とても長くなってしまいますが、
有鹿(アルカ)の湧き水について
少し詳しくその繋がりと現象をお伝えさせてもらってみました。
 
私がなぜノアの方舟の時代の記憶を持っているのかについても
お話しできることとできないことがあり
それはまたどこかで何かの機会がありましたときに。
 

今回の旅でははからずも
富士山の裾をぐるりと一周
回転するような旅程になりました。私たちも三人でしたから三人で巡ることで何か動いたものがあったのかもしれませんね。

各場所からの視点によって
富士山の姿が異なって見えることも初めての体験で
トヨタマヒメさんの解説と相まって
机上の学びとは全く異なり、ほんとうに多角的に興味尽きない旅となりました。

トヨタマヒメさんにご案内いただき心地よい森の中を歩いて
三つの星が祭られているお社へ・・

三光大社の入り口にて
多くは狛犬が置かれ居ると思われる場所に、
ここでは小さな二つのお社が
向かい合って建てられておりました。
 
この小さなお社の中にはちゃんと鏡がお祭りされており
向かい合っておりますのでちょうど合わせ鏡となっております。
その合わせ鏡のラインの真ん中を参道が通り、
クロスのエネルギーの道ができておりました。
 
お社自体はそう古くはなさそうに見えても
その台座の石垣が非常に古く
境内そのものがまるで古墳のように
広範囲に渡って土が盛られて高くなっている様子から
古代からのここは祭祀場だったのかも知れませんね。。と
トヨタマヒメさんのおはなしをお聞きしながら
境内の奥、拝殿へと進みます。

三ツ星を祭るとはいっても
富士山の遥拝所となっているようにも感じます。
拝殿のむこうまっすぐに富士山。
新しいお社の屋根に記されているのは
月、星、太陽の三つの星の彫物。
この星はシリウスを表しているとお聞きしますが・・
三つ星というと私はまずオリオンを思い浮かべてしまいます。
オリオンだとすると海洋民族とのつながりを思います。
 
ここの三つ星が月とシリウスと太陽だとしても、
あるいはオリオンだとしても
いずれにしても縄文人や海洋民族の星信仰を思わせます。
 
2年前にトヨタマヒメさんがご案内下さった魔王天。
ここにはたくさんのネプチューンの矛のような
先端が三つに分かれた矛がご奉納されていました。
なぜこのようなたくさんの矛が魔王天にご奉納されているのか
その理由はわからないとされているようですが、
素直に考えて、
富士山には海洋民族の痕跡がいまもあちこちに残っていると思われます。
 
海洋民族は湧き水ともつながり深いとも言われますし。。
航海の間、きれいな飲み水は必要で重要で、
陸に上がると彼らはまず綺麗な水を確保すべく
山に入り湧き水を探し船に運んだと言われています。
ヤマツミ(山の神)とワタツミ(海の神)は
どちらも海洋民族が祭っており、
その二柱が同一神ともいわれる所以でもあるのでしょう。
井戸もありましたが枯れておりました。
かつてはお水が湧いていたのでしょう。
井戸のなかに有鹿神社の湧き水、
そして逗子の友人が持参した逗子の海水を
おつなぎさせていただきました。
3で巡り出す。

境内にあるいくつかの小さなお社の屋根の形は
海洋民族が祭る屋根の形といわれるものと同じ形をしておりました。
 
ほんとうに気持ちよくてぽかぽかとあたたかい場所。
水の氣も感じるのでいまも湧き水は地面の下に湧いているのかもしれません。。

三つ巴。
3で回して開く。
なんだか水道の蛇口みたいなイメージ。
 
3頭のオオカミたちの向こうに見える石碑は・・
不動明王と彫られておりました!
やはりこれは湧き水、
そしてヤマトタケルのラインにもつながります。
不動明王とヤマトタケルは
昨年12月に口伝を公開にされた
目黒不動尊のご本尊はヤマトタケルであるという
ご住職のお話ともつながってきます。
そうなると、
目黒不動尊の奥宮といえる位置に白鳥神社がありますので、
白鳥=富士山
と、つい勝手な妄想が広がってしまいます・・
記紀にはかなりのページをさいて
ヤマトタケルのことが描かれていますが、
まるで意図的に避けるように
一切富士山のことは書かれていません。
実際に富士山周辺には
ヤマトタケルの伝承や遺物が
点在していると言うのに。。
先述しましたクロスの真ん中にも
水道の蛇口フォーメーション(仮名)を無限大バージョンで。
なぜか自然にそのようにさせられました。
言葉で説明がつかない直感的なことほど
正確で信頼できることはありません。
トヨタマヒメさんがオオカミたちを愛でて下さり*

参道から外れた少し広くなっている氣になる場所。
ここで祭祀をしていたのかもしれませんね、とトヨタマヒメさん。
(縄文を何か思わせるものがありました。)
今は何もないけれど
とても氣の良いその場所から参道の向かい合うお社をパチリ。
 
深い懐に包まれるようないつまでも居たくなる場所でした。

しみじみほっこりとしながら参道を歩き鳥居を出て
(なぜか鳥居も新しい)
 
次の場所へとご案内頂きます。

つづく
 
 
泉源をたずねて その1
http://majo.moo.jp/oboegaki/?p=17745