海ノ雫ハ香ノ露~点滴堂企画展

 

陶土、純金彩、ラスター(虹)彩

こちらは香炉になります。
 
去年くらいから音開きの具現化が始まっており、
エネルギー的なワークの中にも取り入れておりますが、
海や森で、音、響き、声、うたうことで
自然と響きあい同調する。
振動を高めることがすなわち祈りであるということ。
それを古代の人々はよく知っていたのだと思います。
 
 
そして音開きとともに、
香りの重要性も同時に響いていたのですが、
これまで行ってきた、
陶土に直接香りのエッセンス=植物の振動を加えて練り上げる、
ということの他にも、土に出来ることが展開してまいりました。
 
その先駆け、とでもいうような作品が、
こちらの香炉、海ノ雫ハ香ノ露です。
 
香りも目には見えないものですが、
響き合い、エネルギーに明確に作用するものです。
上手に日常に、自分軸で香りを取り入れていくことで、
繊細で丁寧な日々を送るための本質的な手助けとなるでしょう。
 
そしてそういった本物の香りにふさわしい、
振動数を高めるうつわ、と心にうかび、
この海ノ雫ハ香ノ露が生まれたのでした。
 
施されたモチーフは、
水滴の王冠
ラ・コンチャ(帆立貝)
ツインのさかな
海洋に浮かぶ金色の舟は
人魚の愛した王子が乗っているイメージetc.etc..
高台には3つのかわいいちいさな脚が施されています
 
両手にきゅっと包み込むイメージで、
手に持つだけでも土の柔らかさや、熱と振動の伝導性を
感じ取っていただけることでしょう。
香りとともに香炉をめでる楽しみを
お伝えできたらと思っています。
 
スティック状のお香は、
お香屋さん等で売っている灰をご用意いただき
香炉内に敷いて灰に刺し立ててお使いくださいね。
 
ぜひお試しください。
 
うつわに心寄せるくらしは
心を豊かにしてくれます。
土は陶と成ったとき、永遠の命を授かります。
代々受け継がれるとよいなと思われるものを作らせていただいています。
 
   
◆点滴堂企画展『星降る夜のクリスマス・2022』
12月14日(水)~12月25日(日) 月・火定休
12:30~20:00 ※作家の在廊はありません
会場/点滴堂
http://tentekido.info
東京都武蔵野市中町1-10-3 2階 tel.090-6796-5281

 
 
 

再現 大地の出来事

土とろくろはいつも宇宙の仕組みを思わせます。
 
今日は地上に走る雷の跡、ライトニングの仮想的再現。
稲妻が走り、その高エネルギーにより胎土は一旦柔らかく溶けて。。
私の指先が龍。
龍が走る軌跡、胎土柔らかく溶けてライトニング。
 
来年旧正月のころ開かれる企画展に向けて。
楽しみです。
 
 
 

手放す ~点滴堂企画展

何年か前に私は一度、うつわづくりを手放しました。
その頃は絵皿へと顕すビジョンがつぎつぎに顕れてきて
それを顕現するお仕事をさせていただくようになって行った時期でした。
 
それまでの20年以上の間は
ほとんどが食器を作ってきていましたが、
絵皿を制作するようになってがらりと作風が変わり、
それにともなって作品をお取り扱いいただくお店も
そしてお客さまも
がらりと変わりました。
 
そういった大きな変化の4、5年の時期を経て
陶芸という枠を越えさせていただくような
これまでにない幽顕を結ぶ出来事が次々と起こり
(それはここにはとても書ききれない出来事で・・
いつか工房イソラでお茶会など開いたときに
ご縁ある方とお話できたらとも思っています。)
らせんを描くようにして
ぐるりとまた「うつわ」というものへ
いま還ってまいりました。
 
「うつわ」に還ってこられたのは、
わたしの内側に既存の概念で作られた様々な枠が壊れて、
「うつわ」の本質に近づくことができたからのように感じています。
 
ひとつまえのおぼえがきに、
『ひとつのうつわ=ひとつの宇宙』と書きました。
これは比喩でもなんでもなく、書いたとおりそのままです。
大地からお分けいただいた土と水、火、金、
そして炉内に発生する氣流によって焼成が成し遂げられます。
土を練る時には植物のエッセンスの力、水の力をお分けいただき、
天地結んだ私の体の筒を通して宇宙につながっています。
作陶にはいるとつぎつぎにメッセージやビジョンが浮かび、
それが作品に転写されます。
焼成にはいると、すべて太郎くん(窯の名前)に
そして全宇宙におまかせします。
時には焼成温度が数字で降りてくるので、
知識も経験も関係なくその温度で焼成すると、
これまで見たこともないようなうつわが焼きあがります。
いま私が作っている作品はそうやって顕されたものです。
この宇宙的な懐かしくて新しいシステムで
作品を顕現できることに幸せを感じています。
 
どんなに私の作品が変化しても変わらずに
作品をいつも大切に思って下さる
ギャラリーさまとお客さまがいまも居て下さることは
本当にありがたくて、とても心強いことです。
私を支えてくださる、
一緒に新しい地球を、ひいては宇宙を
お受け取りいただいているみなさま。
そうして、昔も今も変わらず支えてくださるギャラリーさま。
改めまして心から感謝申し上げます。
 
 
点滴堂さんもいつも変わらず作品を第一に大切に扱って下さる。
懐かしい作品は資料として最後の1点ばかりは
手元に置いておくものなのですが、
クリスマスらしいモチーフということと、
そして点滴堂さんなら、と思い手放します。
写真のヒツジの親子のうつわ。
当時ラスター釉を多用していた時期でもあり、
うつわ内側の虹彩が美しいです。

偶蹄目ヒツジが四本足でしっかり立っています。
ただいま出展中の作品のなかで、もっとも昔に作ったものです。
これはじつはカフェオレボウルとして作ったもので、
たとえば、お家にお友達をお招きしたときに、
『どうぞ』とこれにカフェオレを淹れてお出ししたら
どんな顔するかしら・・と想像して・・
そんなところからうまれてきたものなのでした。
このうつわは当時たくさん制作していて、
たくさんお迎えいただきました。
ご購入下さった方の中には、
ご高齢のお母さまが、手をすべらせて器をよく割るので、
これはヒツジの四本足にうまく手が引っかかって持ちやすいと
母にプレゼントしたら喜ばれました、という嬉しいご報告をいただいたり、
また新婚さんがペアのごはん茶碗としてご購入下さったことも印象的な思い出です。(これにご飯を山盛り盛ると、まあるい体のヒツジになりますね♪)
 
 
時が来たのを察知したらどんどん手放していくことで
星は巡り命が活かされるのを実感しています。
 
12月25日まで点滴堂さん企画展にて
新旧合わせて今回数多く作品ご覧いただけます。
どうぞよろしくお願いいたします*
(月、火曜日は定休日ですのでご注意くださいね)
 
 
◆点滴堂企画展『星降る夜のクリスマス・2022』
12月14日(水)~12月25日(日) 月・火定休
12:30~20:00 ※作家の在廊はありません
会場/点滴堂
http://tentekido.info
東京都武蔵野市中町1-10-3 2階 tel.090-6796-5281

 
 
 

ご依頼 ~土のシンギングボウル

土のシンギングボウルにご興味くださいまして
いくつかお問い合わせもいただいております。
ありがとうございます。
 
ひと月ほど前に
土のシンギングボウルのご依頼いただきましたので 
ご依頼主さまにご許可いただきまして
このひと月の間の工程をご参考までにご紹介してみますね。
現在ご依頼をご検討くださっているかたのご参考にもなればと思います。
 

ご依頼主さまにご縁のある土をお預かりいたしました。
こちらのシンギングボウルは
ご依頼主さまにゆかりの深い土を使い制作させていただいております。
お預かりした土を胎土(土の楽器のベースとなる土)と合わせる前に
土の調整をいたします。
 
まずは水ヒという工程です。
数週間からひと月ほどお預かりの土を水に浸します。
水に浸けることで、余分な成分をより分けたり、
水に溶ける成分を溶かしたり、
また土の粘度を上げることにも成ります。
 

水ヒにより水に溶ける成分は溶け、
また浮遊した物は取り除いて、
そのあと板に上げて土を一度乾かします。
なるべくお預かりした土のすべてを使用したい故に、
決して合理的ではないのですが
まず水に浸けてから乾燥させる、という工程をとっています。
 

乾燥した状態の土。
こちらを陶芸用のすり鉢でさらに細かく砕いてゆきます。

細かく砕いた後、さらにふるいにかけて
大きな粒と細かい粒とをより分けます。
 

より分けられた細かい粒子。美しいです。
 

今回のご依頼主さまは、
先月開催させていただきました
諏訪のリトリートにご参加くださっており、
はからずもそのリトリートのなかで
縄文の遺跡でおこないました土のワークで使用した陶土を
今回ご依頼主さまとご縁があるものと思いシンギングボウルの胎土(土の楽器のベースとなる土)として、使用させていただくことにしました(上写真)。
諏訪の縄文の大地のエネルギーが転写されて
この土、かなり波動高くて素晴らしい状態です。
 
そしてまたなんともはからずも
諏訪の森の奥の湧き水でこの土を練り上げる
という、とても自然な流れで
ひと月前にお預かりしました土が
ご依頼主さまのその後のご動向に沿って見事につぎつぎと調和して、
胎土といい、練り上げるお水といい、
お預かりしたご依頼主さまにゆかりの深い土と合わさって
シンギングボウルというひとつの形に集約してゆくのを
こうしてじかに土に水に触れながら感じさせていただけて感激です。
こういうお仕事をさせていただけて本当に幸せです。
 

練り上げた縄文の大地が転写された胎土に、
お預かりした大切な土を合わせたところです。
 

何度も何度も練り上げて、
お預かりした土と胎土をなじませてゆきます。
ひとかたまりに練り上げたところで
またしばらく封をして寝かせて自然のままに更になじませます。
 
ご依頼からひと月とちょっと経ちました今日、
ここまでの工程に辿りつきました。
 
土がなじんだら、
いよいよシンギングボウルの成形に入ります。
 

 
ご依頼主さまより土をお預かりしてから
完成まで約ふた月の時間をいただいています。
 
ご依頼主さまとほんとうにご縁の深い
唯一の妙音を奏でるシンギングボウルとなります。
 
どのような音をかもしだすのかとても楽しみです。
 

 
土のシンギングボウルのご質問、ご依頼は
常時メールにて承っております。
majo@bv.moo.jp
までお願いいたします。
 
 
 

秋の訪れ ~点滴堂企画展

『秋の訪れ』出展作品より。
ほっぺに秋の収穫沢山入れてる子は
ほんとうにこんなお顔になってます。

ときどきうちに訪れる妖精(↑写真)は、
どうやら屋根裏に家族ぐるみで越してきたこともありました。
ごそごそぱたぱた
日中は気がつかないのですが、
夜になるとそんなものおとが天井の上からしていました*
今年の冬も引っ越して来るのでしょうか。
 

庭もすっかり秋模様で
ねむの木の花も 金木犀の花も もう終わってしまいました。
上の写真の手前の梅の木からは葉が枯れてどんどん落ち始めています。
でもやがて真冬をこえて
この梅の木はうちの庭で春いちばんに花をつけるのでしょう。
私のすぐそばで一緒に過ごしているこの梅の老木が大好きで、
毎年花をつけてくれるのも楽しみです。
菅原道真さんのお気持ちがなんだかわかるような気もしてしまう。
 

写真手前には鳥の落とした種から芽吹いた桑。
その奥には龍の勢いで伸びるつるくびかぼちゃ。
 

コンクリの手前でUターンした賢いつくるびかぼちゃ。
 

よもぎの葉が春に比べてかなり幅広になっています。
もしかして生えている場所が秋になって日当たりが細くなったので、
陽光をなるべくたっぷり採るための工夫なのでしょうか・・
環境に合わせて臨機応変・・
植物って本当にすごいです。。
 

去年の極寒で地上部が枯れてしまった雲南百薬は、
以来ずうっと元気がなかったのですが、
ちょっと試しに根元にいくつか浄められた水晶を置いてみたら
数日後には緑色濃い若々しい葉がいくつも出てきました・・
水晶の効果だとしたら要因は高振動かも。。
 
 

きのうお分けいただいたゲンノショウコが仲間入りで庭に植えられました。
とても小さいので写真に撮りにくかったのですが、
ちいさなお花と実がついています。薬草として使います。
 

今この時期に咲いている花が庭にほとんどなくて・・
企画展の『庭のお花の妖精』にふさわしい写真がなかったので
最後にちょっと彩りに紫式部の実をば。
 
 
点滴堂企画展
『庭のお花の妖精』
10月12日(水)~23(日)月・火定休
12:30~20:00 
会場/ 点滴堂 http://tentekido.info
東京都武蔵野市中町1-10-3  2階
tel.090-6796-5281 
 
※作家の在廊はありません。
 
~点滴堂さんHPより~
三鷹駅 北口 歩いて5分、
「点滴堂」はギャラリースペースのあるブックカフェ。
ちいさな店内にぎっしり詰まった書棚の古本はすべて販売してます。
作品の展示を楽しみつつ。
お気に入りの1冊を選びながら。
おいしい珈琲をご賞味ください♪