二胡
ほぼ三年間に渡るヒルコのことを
綺麗に締めくくったその印のようにして
昨年の冬至にこのようなかたちで
ヒルコさんが手元に来てくれたのだと感じました。
二胡との不思議なご縁。
中国の楽器としてのイメージが強いのですが元々は
二胡はシルクロードで生まれた癒やしの楽器。
シルクロード各国広範囲に渡り、
二胡そっくりの擦弦楽器があちらこちらで今も見られます。
遠い砂漠での
記憶を辿るものざね。
全ての楽器の源が弦楽器であると言われているように
私のつくる全ての土の弦楽器もまた
二胡に集約されている。
二胡がこの世に在ったから
今この時に、アカシックのロストレコードの若水の弦を用いた
土の弦楽器をこの世界に降ろす道筋が出来たと言えるのかも知れません。
ここにきて、自分のルーツを知ったことで
私もいま必要なツールを取り戻したのだと感じます。
先週末は二胡の名工であり名医・光舜堂さんの工房で
わたしの二胡を診ていただきました。
光舜堂さんのブログ
https://blog.goo.ne.jp/ko-shun-do
ものづくりに真摯に取り組まれ
本来の響きに純粋に着目され、ゆうに既成概念を超えてしまった
西野さんとネオさんに
先週、私の二胡の響きを診て頂いたことで
二胡と共にそれを弾く私自身の響きも
飛躍的に変わりました。
昨年の冬至から
左利き仕様にセッティングして
夢中になって弾いてきた二胡を
私の心地よいそのままに
左利き用の二胡のままにして
光舜堂さんは自由をくれました。
自由というのは
『どこにも力が入っていないこと。』
それは結局の所、
『何もしないで』
今年になって来ているメッセージと
通ずるものでした。
二胡を弾こうとしないで
弓を持とうとしないで
意識せず
ただゆだねること
そんな風に自由にすることで
二胡の響きから伝わってくるものがありました。
階段を上がるようにして
これから二胡も私も更に調整される
・調整できることがあるのだと分かって、
その流れに乗って再び光舜堂さんに再訪する日を楽しみにしています。
*
25年ほど前、スペインに移住する直前、ラジオから流れてきた二胡の音色を初めて聴いたとき
沢山泣いてしまった理由を今では憶い出しています。古い魂の記憶。
そしてようやく魂が辿り着いたこの土地・日本で
初めて土地の人間として生まれてきて
かつての流浪の民はかつての二胡を取り戻したのでした。
まさかヒルコのことが
25年前の、訳もわからず泣いた二胡の音色と結びついていたなんて。
昨年、私の地元の海に来て下さった
言霊使いの家系を継がれる高橋千穂さんが
そのとき海からのメッセージを感知され
読み解いて私に伝えてくれたことがありました。
わだつみの 心聞きたば 琴(音)奏で
忘れし歌(詩)を 思い出さん。
汝の名 そが錠門(縄文)の 鍵開く
言霊音霊 自覚せよ。
暁の 揺られゆらゆら 銀(吟)の月
水面と(源)響く 金(亀)の鈴。