うつわ

ラテン語を話す国では、女性名詞と男性名詞というものがあります。
 
同じラテン語圏でも
海のことを女性形で言う国もあれば
男性形で言う国もあって。
 
昔、言語学と民族学にお詳しいスペイン語の先生に
そのことについてお聞きしたことがあるのですが、
スペインでも、海に沿って住む人たちは
海のことを女性形で la mar と言いあらわしているのだそうです。
そして海から離れた内陸の人たちが海のことを男性形 el mar と言う。
現在のスペインを形成しているのが内陸に住む勢力だからでしょうか、
スペイン語のオフィシャルでは海のことを el mar といいます。
これは様々な角度から見ても示唆あることだなあと思いました。
 
ともあれ、目に見えている歴史も言語も暫定的なもの。
この世界に顕れる目に見えるもの・音に聞こえるものは
手掛かりになりはすれども、
本質はもっと深いところにあるのでしょう。
 
・・すくなくともこれまでの世界では。
 
 


 
毎日のように浜辺に立っていると
自分の足元からそのまま直接一度も途切れることなく
深い深い海の底に続いているのだという実感が在ります。
 
さらに深く深く潜っていくと
そこは内宇宙になっていて
そこから俯瞰してみれば、
海というのは大きな大地のうつわの内の水たまり。
 
大地のうつわというのは地母神ともいわれる女神であり
水たまりは男神であるということに行き着くのでした。
 
 
セオリツヒメの声をきき
スサノオノミコトの声をきく
 
 
 

 
 
 

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