『あめなる花とこの世の星・Ⅲ』会期終了しました

泉鏡花『日本橋』

前会期『屋根裏部屋の蚤の市』から今回のあめなる花とこの世の星・Ⅲまで
今回長きにわたって点滴堂さんにお世話になりました*

作品にご縁下さいました方々さま
そして可視不可視の世界からお心遣い下さいました皆さま
本当にありがとうございました。

小村雪岱 画

昨日は搬出に、とても久しぶりに点滴堂さんに伺いました。
点滴堂さんの本のセレクトが楽しみで。。
先日図書館で借りた泉鏡花の本のつながりから、
もし何か鏡花さんの本があったらお迎えしたいと店主さまにお尋ねしたら
想像を超えたご本がありました。
それが上の二つの写真に撮りました『日本橋』。
出版当時そのままに復刻された贅沢なご本。
泉鏡花の出版されている本の中では最高峰とも言われていて。
二重の紙箱に大切に収められており、
小村雪岱さんの描く表紙はもちろんのこと中表紙の美しさ。。
活版印刷により紙に記された文字の凹凸の印影。。
当時の仮名遣いから立ちのぼってくる鏡花さんの心が伝わってくるようです。
 
現代の文庫本の廉価な印刷とは一線を画す
迫ってくるようなエネルギーをこの本から感じられて、
本当に久ぶりに本を買うということにワクワクするものがありました。
奥付をみてみると復刻版とはいえ、昭和51年出版とされていました。
今日から少しずつ丁寧に読んでいます。
 
昨日は天橋立での披講の衣装合わせと歌の練習が午前中にありましたので、
やはりその場に足を運んで
ほんものを見て
人を介して 選ぶべき・みるべきものは
本のみならず、と、
つくづく不可視のものを降ろし
人の手を介することのうつくしさ・豊かさ・楽しさを感じた
点滴堂企画展搬出の日の宵でした。

泉鏡花さんのご本名は泉鏡太郎さんというのだそうです。
どなたが名付け親なのでしょう。
泉が古代祭祀では鏡であったこと。
この世はあちらの世界の本質を映した
ただの現世(うつしよ)であるということ。
本質を見抜いてきっとそれをよくわかっていた方のご命名なのでしょう。
そしてそれは泉鏡花さんが顕現する世界観に
その名のごとく反映されているとわたしには感じられます。

数日前、鏡花さんが逗子に住んでいたときに
親しくおとずれていたという岩殿寺に行きました。

鏡花さんが寄贈されたという御池がありました。

 
とても氣のよいこの日のエネルギーを持ち帰りたくて
御朱印をお願いしましたら、
とてもご親切にお寺のかたより、
泉鏡花さんのことから
この土地の風水のこと・境内の古い街道のこと
様々な興味深いお話をお聞かせいただくことができて
とても豊かな時を過ごすことができました。
 
鏡花さんは体を病んだことから逗子にてご静養されていたようで
(「都落ち」とも言われていたようですが・笑)
やはりここ岩殿寺のその当時のご住職と懇意になられて
よくここに通われたのだそうです。
はじめは短い仮住まいでの滞在のつもりが四年も住んでいたとのこと。
私も逗子には短い滞在のつもりだったものが
引っ越してきてからもう11年に成ります。
衰え病んだものにふたたび活きる力を与えて超えていく。
逗子の大地はこの地上において
そんなエネルギーを持つ大地なのかもしれないと
私も同じく、実感とともに思うのでした。
 
*追記*

企画展会期中に追加納品させていただいたユニコ。
早速にお迎えいただきました。
ありがとうございました。
ユニコはその後の窯にていくつか焼成しており、
近々、MAJO net shopにもアップさせていただこうと思います。
お天気になりましたら撮影に入ります。
net shopにアップしましたら
おぼえがきにておしらせさせていただきますね。
ご興味ありますかたにはどうぞよろしくお願いいたします*
 
 

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