根の国星の国 ~点滴堂企画展より

 
うちの目の前のお山に前方後円墳があります。

 
わたしはこの古墳が大好きで
王様をたずねてしばしば山に登ります。
地元の方しか通らないようなけもの道を使えば
ほんの15分ほどで王様のところへたどり着けます。
ほんの15分でまったくの別世界に入ります。
 
この秋はダンサーの井上ミウさんとともに
私は土のシンギングボウル持って
お山に登り
古墳の王様にご奉納いたしました。
 
7月にミウさんのセッションで
封印解除したエネルギー的な矛を受け取っていたのですが、
(この詳細もまた長くなるので省略しますが)
それをこの秋にはすでに土によって顕現させて頂いて居りましたので
この日は矛を私の家の庭の花で飾り、
矛先を手すきの和紙でつつんで、
この矛をミウさんがお持ちになって舞うようなイメージがありましたので
それをミウさんにお伝えしました。
 
王様の眠る丘で、ミウさんは
まるで生まれたばかりのあかちゃんを抱くように矛を抱えて
『もう始まってるみたい・・』
と、
王様の御前に湧き水のお供えを済ませるや否やおっしゃって
舞と土の音とうたのご奉納が始まりました。
 
この日はこれまでにないくらい風がとても強くて、
けれどそれがいとわしいとは微塵も感じられず
むしろ心地よい、と、
ミウさんも私も、
なにか喜びのしるしのように心で感じ取っておりました。
 
わたしは王様に繋がる楠に
ふたつの土のシンギングボウルとともにうたいました。
 
まるで宙になるようにして時がなくなりました。
 
海洋民族が大海原をみつめるようなまなざしで
古墳の方形の先をみつめつづけるミウさんは
気が付けばいつのまにか
方形の先端、海を見渡せるきわへと舞ってゆかれました。
 
舞うミウさんは弟橘姫でした。
 
それから
深い海の底の人魚、イソラのうたが聞こえてきたように感じました。
 
桜色と空色に染め分けた織布を
そっとミウさんの肩にかけるは、私の手に宿るヤマトタケルの手。
 
そうして自然に
とても自然に
この日のご奉納がおさめられました。
 
最後にミウさんが、
古墳の海とは反対がわの山の奥を見つめて、
つながったね、と言いました。
 
そう、2年前に私も同じことをしていたのを思い出しました。
あれは弟橘姫の願いだったのか。
その時のご奉納では
わたしははだしになって、前方後円のかたちに沿って
古墳の周りを左回りにぐるぐると歩いたのでした。
 
方形の先の海の氣を、
円形の森につなぐ道をつくりたかったのだと、
この日のミウさんのこの言葉ではっきりと理解しました。
そしてそれがこの日に叶ったのでした。
弟橘姫の願いはそれだったのでした。
 
まるで物語のような一日でした。。
 
後日、スサノオ・・と感じとられるエネルギーが、
『日々が物語のようならそれを表わせばよい』
と心に語り掛けてきました。
 
そのメッセージを受けとって
私はすうっと心が軽くなる思いがありました。
そうして生まれてきたのが
作品『庭にイソラ(人魚)舞う』になります。
 
完成してみて客観的に
この作品を改めてみてハッとしたことには、
根の国の地図を教えてくれていることでした。
古墳の上に生える楠の根の世界はまるで宇宙でした。

 
根の奥の世界は宇宙だということは心では知っていましたが、
それが地図のようになっている
(私には地図にみえるのでそう呼びますが)
星のエネルギーが顕されていたのでした。
 
日々の物語のような出来事をこうして顕現することで
さらに教えてもらうことがあるのだとわかったのです。
 
古墳の王様の庭に舞いうたう
弟橘姫とイソラ。。
不思議なお話ですが
その不思議のままに。
 
 
ご奉納ご一緒してくださいましたミウさんに深く感謝いたします。

 
 
『庭にイソラ(人魚)舞う』。
弟橘姫の海と森をつないだエネルギーより生まれた作品です。

 
(お迎えくださったうつわたち、
ぜひ自然光のもとでご覧になってください。
陽光にきらきらとかがやく純金の高い振動や
土にふくまれる長い年月を経た
鉱石や植物たちのエネルギーが
豊かに伝わってくることと思います。
なにかふわっとしたものを感じ取られたら、
それは自然に共振しているということ。
それだけでもう十分お体やお心に
うつわの持つエネルギーが届いていることと思います)
 
 
点滴堂企画展
『庭のお花の妖精』
10月12日(水)~23(日)月・火定休
12:30~20:00 
会場/ 点滴堂 http://tentekido.info
東京都武蔵野市中町1-10-3  2階
tel.090-6796-5281 
 
※作家の在廊はありません。
 
~点滴堂さんHPより~
三鷹駅 北口 歩いて5分、
「点滴堂」はギャラリースペースのあるブックカフェ。
ちいさな店内にぎっしり詰まった書棚の古本はすべて販売してます。
作品の展示を楽しみつつ。
お気に入りの1冊を選びながら。
おいしい珈琲をご賞味ください♪
 
  
 

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