11月の終わりにご縁あってご依頼いただいておりました
土のシンギングボウル。
いよいよ最終工程に入ってまいりましたので
今日までの工程をすこし辿ってみようと思います。
ご依頼主さまは、あえて言葉で顕すとしたら
響き、音、植物、のエネルギーを調和させ、
それを深く愛されているかた。
慈愛を感じる土と、
ご自身で抽出されたハーブの精製水2種とをお預かりしました。
精製水が素晴らしい香りで・・
制作中、香りから振動から本当に癒しのエネルギーが放出していました。
水ヒという工程で水に浸すことで土を、ベースと成る胎土と
調和させるのですが、水ヒのお水にもこの精製水を合わせさせてもらいました。
水ヒした土を一度乾かしてから、ふるいにかけて、
粗い土と細かい土をより分けます。
より分けた細かい土を胎土と合わせて・・
・・練り合わせて。ひたすら練ります。
荒練りと菊練りを繰り返し。
のびやかな土に成りました。
練った土をひとまとめにしてまたしばらくの間寝かせます。
***
十分寝かせて土が調和したら、
ろくろにかけるためにまた改めて土練りをします。
柔軟でなめらかな美しい土になっています。
ろくろにかけました。
水引きをするお水はヤマトタケルの湧き水に、
お預かりした精製水を合わせたもの。
このときもすばらしい芳香を放っていました。
成形中に、大きくなりたいという土の希望を心に受け止め
うえへうえへと土は伸びてゆきました。
まるで花のつぼみが陽の光の方へとすこやかにのびるように。
ここからまたいったん作業は待ちに入ります。
高台を削れるようになるまで生乾き状態まで乾燥させるのです。
ここのところ雨が多かったので
ちょうどよい乾燥具合になるまで少し待ちましたが、
今日ようやく調度よい土の乾燥の塩梅と感じ、一気に作業が進みました。
水びきのとき、もっと大きくと、のびやかに
陽光にむかって伸びる花のつぼみのように天にむかった土。
成形が完成したその形状は、まるでほんとうに
春に咲き始めた花のつぼみのような
やわらかくふくよかな美しい曲線をもちました。
土のシンギングボウルは、お預かりした土と水から、
自然の声を聴きながらおつくりさせていただいています。
自然の声は
メッセージのようであったり、
言葉にならない心地よさであったり、と
振動で伝わってくるものがあり
毎回作らせていただくたびにいつも感動があります。
きょう成形が完成したこちらのシンギングボウルは、
このあと2回の焼成を経て完成と成ります。
ご依頼主さまのお手元でどんなうたをうたうのか
想像してみたら
とてもこころの奥の宇宙がわくわくと喜んでおりました*
*
土のシンギングボウルにつきまして詳しくは
こちらのご案内をご覧くださいませ。
http://majo.moo.jp/share/otohiraki.html
(※リンク先の価格につきまして
昨今の純金の価格高騰により2月から値上げを検討させていただいております。
1月中のご注文分につきましては現行価格のままになります。
どうぞよろしくお願い致します。)