工房イソラより

土のシンギングボウル
http://majo.moo.jp/share/otohiraki.htmlは、
おひとりおひとりにゆかりの深い土やお水を
胎土となる陶土に調整しておつくりしています。
 
いまお預かりしている土とお水は、
さわやかさがあって
心優しく触れてふんわりとしたエネルギー。。
ご依頼主様の愛する植物と大地の振動からうまれるシンギングボウルは
どのような妙音を響かせてくれるのでしょう。
 
工房イソラの喜びと楽しみのおしごとです。
  

 
それから
 これは
宮沢賢治さんのつながる先につながっている作品の顕れ。興味深い。

波が波の上に重なり打ち消しあいまた顕れる。

彫ってはまたその上から彫り
更にその上から彫る。
消えては顕れてまた消えてそして顕れた。
波のあとみたいに。
星のあとみたいに。
 
 
 

メモ

真鍋大覚著「儺の國の星」より
 
Minerva[ミネルバ]は元来は金工の技芸の神であったが
やがては一般に染色織物の神にも祭られて
女人はこれを拝み 己の手の上がるを祈った。
こゝに織女の遠い祖先の一つの姿を見直すことが出来る。
西海では昔から
皆形[みなかた] 御名方[みなかた]などと崇められていたから
Minerva[ミネルバ]の倭名であったかもしれない。
 
有明海の民族は夏場に蹈鞴[たたら]を溶かす。
仕事の上首尾を祈る対象が外ならぬ織女であった。
Vega[ベガ]は西域の鷹であったが
風を司る神でもあったことが
蹈鞴の出来ぐあいが
総て南風にたよらざるを得ぬ工人の嘆きでもあったからである。
 
*
 
[ミネルバ Minerva]
ギリシア神話のアテネと同一視されたローマ神話の女神。
元来はエトルリアの神で、その後ラテン民族の神となり、
ユピテル、ユノとともにローマのカピトリウム丘上に祀(まつ)られた。
ミネルバの祭日は3月19日で、クインクァトルスとよばれた。
アテネと同じく、技術と工芸をつかさどる神格として職人に崇拝された。
知的活動、とくに学業にも関与し、また帝政期には医療の神としても信仰された。

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)


 

風が吹いて春

あたらしい年が明けて最初の日、
古墳の王様の山に登らせてもらうと
山のあちこちでは
まだ目にはほんの少しのように見えても
もうすっかり春の準備が調っているのを感じました。
 
昨日、風が吹いて
どこか懐かしい春の気配を感じたと思ったら
今朝からはあたたかな春の様相の雨。
懐かしさを感じたのは、
平成時代の春ではなくて
なにか昭和の時代の子供の頃の春を感じたからです。
 
庭の梅の木も昨日からかわいい花がひらき始めました。

 
山の湧き水の水量がとてもすくなくなっていたので
今日はほっといたしました。
山の植物たちも喜んでますね。
 

朝昼ごはんにスコーンを焼いたので
農園さんのゆずでジャムを作って乗せました*
 
 
 

古墳の王様の真上

 
比々多神社のお参りより帰宅してみれば 
大地と大地を愛する方からの贈りものが届いていました。
早速昨日今日の朝昼ごはんに愛しみ深くいただきます。

 
セオリツヒメの振動を持つ
苗から育てられた自然農の珈琲SAMURAIティピカ。

自然農のネーブルオレンジの皮を煮出したお湯で淹れてみました。
至福を運ぶ香り高い天と大地の飲み物と成りました。