陰陽統べる

今日は鎌倉に作品の原料を探しに来ました。
変性意識状態の中で視たものが、ここにあるような気がする、と
出かけたのでした。
 


ここ数日「陰陽統べる」という感覚が来ていて、
今日はその流れであまりにあからさますぎる出来事がありました。
その鎌倉の道々でのことです。
平日とはいえ、小町通りは観光客であふれかえっていました。
白人女性お二人の観光客が、
お店の人に英語で質問している内容が
突然耳に飛び込んできました。
その内容は、
陰陽のマークのものが何かないか?と聞いているようでした。
お店の方は、英語は分かるのだけど、
言っている意味が解らないという感じで、
思わず、陰陽の白と黒のマークのことを言ってるんじゃないでしょうか?
とつい助け舟出してしまいましたら、
そのお二人連れの外国人観光客は、
『あ!彼女は分かってるわ。そうそう、白と黒で丸くなってるものよ。』と。
お店の方にこういう陰陽紋で・・と説明するも、ご存じない。
別の商品を観光客のお二人にお勧めしだしていて、
まあ、それもいいわね、という感じのお二人でもありましたので、
私はその場を離れましたが、
私的にはいま来ているメッセージのまるで確認のような出来事でした。
 
その後、目的の原料もばっちり手に入り、
八幡宮に来るといつもお参りしている弁財天のお宮にお参りしました。
白い藤の花がもう咲いていました。

 
そしていつも人が込み合っている八幡様の拝殿には
お参りしないことが多いのですが、
今日はなんとなく呼ばれてる。
しかも『王者』とのキーワードが来ていました。
 
『王者』のキーワードは、
一番最近に王様の古墳に行ったときにも降りてきたものでした。
その時のメッセージは
『王として準備調ったものに、玉座を渡せ。』というものでした。
古墳からの下山途中に
これはどういう事なのかいろいろ考えてみましたが、
はっきりとはわからないまま、
大抵そういう時は無理に答えを探さず
そのうちわかるだろうと、そのまま忘れてしまうことや、
忘れた頃にわかることになりますので、保留としていました。
 
今日、その保留していたワードとともに
鶴岡八幡さんに呼ばれたのでした。
そこで拝殿にお参りさせていただこうと、
拝殿へと上がる長い階段を上ろうとしたとき、
ふと理解しました。

かつて大きなニュースにもなりましたここの倒木したご神木の所に
若くすがすがしい真っ直ぐなイチョウの木がすくすく育っておりました。

その若い木の傍らには、倒木し今は根の部分だけと成ったかつての
大きなご神木が沢山のひこばえをたずさえて、
まるで若い新たなご神木を見守っているかのようでした。

この大イチョウが倒木したことを、以前巫女舞のかたは
神様が入れ替わったしるし、とおっしゃっていました。
 
あたらしい時代に向けて準備調った若い神が降り立ち、
それまでここをお守りしていたかつての王は玉座を渡したのだと、
瞬時に魂に響くようにして理解しました。
今日はこのために鎌倉にきたのだなあと思いました。
 
鎌倉で今日手に入った原料は
キラキラと白銀色に輝く雲母に包まれたブラックトルマリン。
すべてが連動して動いている感覚がありました。
 


陰陽統べる。
 

帰り道、
『王道と思う道を通るがよい』と感覚に言ってくるので、
鎌倉に来ると色々寄り道しがちの私も今日ばかりは
八幡宮の拝殿からまっすぐ、
新しい魂の方々たちに道をお譲りしながら、
檀かずらでは
葉桜となってもまだまだ美しい景色だな、と眺めを楽しみつつ
帰途についたのでした。