階層世界『やまなし』

賢治さんが視ていた向こうに繋がってみると
沢山の階層になっていて
さまざまに異なる時空の世界から
それぞれ必要な情報が降りてくるのでした。
 
その情報を賢治さんは
まだこの三次元地球に生きておられた時、
素晴らしい早さで手帳に書き留めていたのだと
実際に賢治さんの農学校の生徒さんだった方の証言が残っています。
 
私は賢治さんのように素晴らしい早さで文字に書き留めることが苦手なので
土の力を借りてそれら階層の異なる時空からの情報を
うつわに降ろしてみました。
 
こうやって目に見えるかたちで
賢治さんの視ていた向こうを顕してみると
今まで気づかなかったようなことが
急にはっきり見えてきたり
不思議に思っていたことが
不思議でなくなったり
 
そんな実感を伴っています。
 
ひとつのうつわのなかに
それぞれの時空からの情報が
純金彩の筆先から顕れたときに初めて
『これは明らかに「銀河鉄道の夜」の階層から引き出されたものだな』とか
『たぶんこれは「やまなし」だな』だとか、
わかってくるのでした。
 
そしてまたひとつの作品が、
形にならないキラキラとしたエネルギー粒子のように視えたり
あるいはもっと具象で見えることもあって、
例えば「やまなし」ひとつとっても
ひとつの作品のなかに沢山の階層がまたがっているのを感じます。
 
賢治さんの作品が色々、
児童向けだと言われたり
宗教的だと言われたりするのも、
それは読み手が
どの階層に繋がった入口から賢治さんの世界に入ったのかによって
みえてくるものが異なるからではないかと思ったりもします。
賢治さんご自身も
『自分の作品はこう読んでほしい』と言ったような誘導をせず
ご自分でもわからないまま
降りてくるそのままを
何とか伝えようとのこしてくれたからこそ
沢山の入口はいまでもそのままになっているのだと感じます。
 
土から私の筒を通して顕れた作品たちに
こういった賢治さんの作品が異なる階層にまたがっている様子が
金彩の微細なエネルギーの力と合間って
今回なんとなく顕れてくれたようにも感じます。
 
ひとつの土のうつわのなかに
繋がる先のいくつもの階層が重なって顕れているようす
心で感じてみていただけたら、と願います。
 

写真はnet shop掲載中の「階層世界より『やまなし』」

 

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