サラスヴァティ ~点滴堂企画展より

サラスヴァティ。
日本では弁財天、弁天様のお名前で親しまれていますね。
宝船に乗って海を渡る女神は豊かさを生み出す象徴的な存在です。
 
わたしの地元にあるお寺には、
秘仏とされる弁天様の像があります。
 
地元の海に行くと
目の前に優美なるそしてくしびなる富士のお山の姿と、
そしてその富士が抱くように小さな島が眺められます。
その小さな島は言わずと知れた江ノ島で、
弁天様と五頭竜の伝説があり、
島では弁天さまをお祭りしています。
 
ですから私の地元の町にも、
富士山にまつわる神様や
弁天様をまつる祠やお社が点在しているのですが、
なかでも先に記しましたお寺の秘仏の弁天様は
以前から気になっており、
ときどきお寺の前を通りかかったときや
なんだかふと気になるときには、
秘仏が納められたお社にお参りすることもあります。
 
秘仏ですので見ること叶わないとずっと思っておりましたら
お正月の一定の期間だけ
この秘仏がご開帳されていることを今年初めて知りました。
 
そこで今年初めて
そのご開帳されているお正月に、
お参りさせていただいたのです。
 
通年は扉が閉められた秘仏の弁天様の厨子の前に、
秘仏のお姿を真似た新しくつくられた弁天像が置かれているのですが、
初めて見る秘仏の弁天様は、
その姿写しの像とは全く別物で(当然ですが)
なんだかとても・・深くて
たくさん語り掛けてくるものがありました。
 
ひゅうっと、開かれた秘仏の背後から
優美に弧を描くようにして金竜が飛び出してきて
『ああ、弁天様の使いはやはり金竜なのだなあ』と
感じ入るものがありました。
 
お参りをすませてから
お写真撮らせていただくことお許しを得て
撮らせていただきましたら
わたしの下手な写真に
なんだか不思議な色が煙のように映っておりましたが、
弁天様が本当におられている印だと
その時はすんなりそう思えるものがありました。

それからのち、
ご開帳が済んだあとにまた再び
弁天様のいるお寺の前を通りかかったので
境内に赴き弁天様のお社にお参りさせていただくと、
これまで秘仏のご本尊を見る前までとはまったく違う、
一瞬にして弁天様と金竜につながることがわかりました。
ご開帳のときに特別に秘仏と対面することの意味を
こうして初めて知ったのでした。
全く違うのです。
弁天様との通路が出来る、とでもいいますか
心の奥から活き活きとするものがあり、
今年初めて秘仏の弁天様にお会いできて
ほんとうによかったと思ったのでした。
 

かなり昔に、たいへん良質な天然石を、
石の卸業の方を通じて知り合った石のコレクターさんから
お譲り受けていたもののなかに、
宝船に乗り海を渡る豊穣の女神・弁天様の
エネルギーカラーをもつ石があったことを思い出し、
 
『どのような海をも笑顔で渡り
    心豊かに実りを受け取る』
 
といったものざねを今回顕すことができました。
アミュレット/おまもりといってもよいかもしれません。
 
耀わん水に浸しながら精麻を撚って紐飾りをおつくりしました。
台東区の老舗店の職人さん手作りの桐箱入りとなります。

『サラスヴァティ/弁財天』
赤津の土に純金彩。
石はベリル石柱。
ベリル石柱はさまざまな色のものがありますが、
緑色はエメラルドとして有名です。
こちらの石は弁天様のエネルギーを思わせるマゼンタ色をしています。


 
2月4日まで
東京三鷹の点滴堂さん企画展にて出展中です。
 
 点滴堂企画展『冬空の宝石箱』
1月24日(水)~2月4日(日)
12:30~20:00 月・火定休
会場:点滴堂 地図
東京都武蔵野市中町1-10-3 2F
tel.090-6796-5281
 
**点滴堂さんHPより**
三鷹駅 北口 歩いて5分、
「点滴堂」はギャラリースペースのあるブックカフェ。
ちいさな店内にぎっしり詰まった書棚の古本はすべて販売してます。
作品の展示を楽しみつつ。
お気に入りの1冊を選びながら。
おいしい珈琲・紅茶をご賞味ください♪
 
 

1月つれづれ

昨年11月末、富士山からもどってから
とても濃密な振動高い怒涛の日々が待っておりました。
いろいろありすぎておぼえがきが追い付いておらず、
未だままならず、なのですが、
そんな昨今の中でも衣食住をベースにした日常を
見失うことだけはせず、
そこだけはなにも変わらぬ日常をすごすようにしていました。
そこに根本があると思っておりますので。
 
1月の密度の中で撮りためた写真がたくさんあったので
自分のメモと整理と、日常の俯瞰をしたいと思い、
元日から本日までをさっとまとめてみました。
 

グレゴリオ暦の元日って必ず晴れます。
元日にうまれてきた絵
『沙庭 コノハナサクヤヒメ』
餅粟ぜんざいつくりました。
梅の蕾が付き始めて嬉しい2日。
世は三が日でしたがそんな気にはなれず、
キャロブケーキをつくり、SAMURAIティピカを淹れました。
王様の古墳。
ひさびさにスペインのミガスを作りました*美味しい♪
金のうつわがうつくしくて、水で酔えそうです。
4日の産土神社。
コノハナサクヤヒメの祠
お稲荷さんですが弁天を感じる。
山茶花。
『沙庭 コノハナサクヤヒメ』
三種の神器は出雲へ。
魚の王。
地元野菜のランチが体に優しく
ほんとうにありがたい。
ツバキの開花が去年より遅いような。。
去年からのご縁で発酵専門家の和田陽子さんより 
奄美口伝の神ミキをいただき、
『これでヨーグルトが作れるよ』とおききして
さっそく醸した豆乳ヨーグルト。
ふわっふわでエネルギー体も喜ぶ。
あ、お米で醸しているのであちらの世界に届くんだと気づく。
米と塩と水はあちらの世界でも受け取れるのだと
昔、独学で古神道を学んでいたときに知りました。
(だから神棚におそなえするのですね)
数日前、庭の白梅の開花が始まり、メジロが来るようになりました*
星巡り茶会シリーズの茶海。
うつくしくてパワフル。
岩茶が本当に美味しいです。
パン生地を耀わん水で練ってみました。
すごいです。
この寒い時期でも発酵時間が短くなり
生地がしっかり粒だちました。
なんとなんと。。
スキッと背骨に一本通るようなきりりとした美味しさに。
王様の古墳。
イソラで友人とランチづくり。
ワンパンのショートパスタとビーガンチーズ。
地元農園さんのお野菜のサラダ♪
美味しくできました◎
本日の湧き水。
湧き水は、冬暖かく、夏冷たい。
身体優しい自然の温度のおいしいお水を汲ませていただきました。
うたをうたいました。