つれづれ

いつもおせわになっている農家さんが端境期で
お野菜を買うことができない期間が今年もやってきていますが、
同じこの時期山に入ると
年間でも特別に野草が豊かないまは季節になっているので
お野菜には困らないという、とてもよくできた
自然と人との共存システムを感じます*

ヨモギの薬効は言わずもがなですが、この時期の香り高さは本当愛おしい。
つくしは夏に向けての体力づくりの為のお薬レベルの野草に感じます。
山椿はこれがもう今季最後かなと今年の恵みを感謝していただきました。
ヨモギはそのままサラダやお吸い物に入れたりと
バリエーション在りますがなんといっても天ぷらは絶品*
つくしは定番の卵とじに。
湧き水の湧いている土手に生えるつくしは
まったくアクがないので、さっと洗ってそのままたまごとじに。
スギナの若芽は天ぷらにしたり、乾燥させてお茶にしたりします*

 
植物の力をいただくというつながりでいえば、
奄美口伝の神ミキをおつくりされている和田陽子さんより
一年ほど前に松葉煙草をいただいて。
それは陽子さんお手製の、麻紙の巻きタバコでした。
ふだんまったくタバコなど吸わない私ですが
陽子さんのお話によると、
昔は喘息を治すために普通に子供に松葉煙草を吸わせたりしていたとのこと。
やはり植物の持つ薬効のおすそわけを頂く方法の一つに
タバコというものが日常生活の中に在ったことがうかがえます。
本来のタバコというのはそういうものでした。
 
陽子さんお手製のたばこを吸ってみてびっくりしたのは、
めちゃめちゃ美味い!!
小説など「タバコが美味い」という文面はみたことありますが、
体感したのは初めて。
これはすごいということで、松葉煙草のつくりかたというのが
国会図書館に収蔵されている本に在ることを突き止めて、
更にその本、ネットから閲覧することができたのでした。
便利な時代に成りました。
 
本によると松葉は半年以上乾かしたものを使用とあるので、
いつもお世話になっている農園さんの畑にある自然の松の一枝をいただいて
半年乾かしました。
麻紙で包んで巻くことをはじめは考えていましたが、キセルが楽だと気づいて、
職人さん手作りの国産のキセルをみつけていまはそれを愛用しています。

本当に美味い。
疲れた時
気分転換したい時
たゆたう煙を眺めながら瞑想したり。
 
松葉の刻み方や、キセルへの詰め方、
それらによって煙の立ちのぼり方や味も変化します。
自分の好みもわかってきました。
 
『キセルは吸うまでの手順を楽しむもの』とむかし教えてくれた友人がいて、
今更ながら大きくその言葉にうなづきます。
たしかにキセルの楽しみはその手順にある*
ゆたかさにつながっている行為だなあと思いながら
キセルをくゆらせるのでありました。
 
キセルでは、ほんの4、5吸いで終わってしまうのですが
それもたまに吸う程度で、お薬としてはそのくらいが私にはちょうどよい。

最近は庭のローズマリーを乾燥させたものを松葉にブレンドして
吸うのが気に入ってます。
なんども書いてしまいますが本当に美味しいです♡