陽の光のもとで

今回、ネットショップ用に作品の写真を撮影している中で
いちばん。。ハッとさせられた作品がこちらミカカミでした。
 

ミカカミ ツクヨミ /巻き貝
https://majoceramica.cart.fc2.com/ca23/195/p1-r23-s/
 
ミカカミ ツクヨミ /自然虹彩貝
https://majoceramica.cart.fc2.com/ca23/194/p-r23-s/
 

こういった作品は主に室内で見ることが多いのかと思うのですが、
陽光の下で自然界を照らしたミカカミのなんとうつくしいこと!
 
陽光が 日々が 高い空が 千々の雲が 木々の葉が
ミカカミに明るくキラキラと映し出されて
ミカカミ自体がまるで本物の一つの星のように感じられて
感動いたしました。。
 
ここ近年は私の作品を
大切なお守りのように持ち歩いてくださったり、
大切な祈りの場や清らかな水の振動に
浸してくださったりと
ほんとうに深い
うつわの持つ振動に添って
大地と宇宙の本質に響かせるような使い方を、
実現してくださる皆さまが続出されていて、
きっとわたしよりもずっと
このうつわたちの本来持っている輝きを
お手元で引き出されて、
目に、心に、映されていることなのだと思います。。

5月の神戸gallery ARCAさんでの個展では
ミカカミたちが
それぞれにお迎えくださった方々のもとへと旅立ち、
いま現在わたしの手元にあるのは、
現在ネットショップに掲載させていただいている
ツクヨミの2枚です。
2枚ともツクヨミです。
 
ちなみにほかのミカカミたちには
それぞれ一枚ずつそれぞれのことなるお名前が付けられており、
なぜかツクヨミのみが2枚顕現されたのでした。
 
たまたまいま
ツクヨミと名付けたこの2枚が手元にあることで
双形であること
双星のほしのこと
うつし鏡のこと
月と太陽のこと
新月と満月のこと
自分と自分のこと
・・などなどに図らずも思いをはせることとなり、
今月の鎌倉での個展のタイトルテーマも
この二枚のミカカミから自然と『双つの月』となりました。
 

 
ミカカミの持つエネルギーの質は、
生まれなおし結び直しの基点
あるいは折り返し地点
反転するための支点
のように感じられ、
さらには生まれなおすこと・反転することで
より力強く元来の魂が持っている個性が
引き出されるような変化のイメージがあります。

ミカカミ 裏面 巻き貝


 
◆◇
 
MAJO個展『玄 双つの月』
2022年9月28日(水)20:30より
    10月3日(月)20:30まで
期間限定にて作品ネット販売中です。
 
MAJO net shop
https://majoceramica.cart.fc2.com
 
よろしくお願いいたします。
 
 
 

緋色

前回の投稿に加えて。
 
写真の火が走るような模様のことを「緋色」と
通常陶芸用語では言います。
緋は火のことです。


広い意味では土にコーティングする釉薬と同じですが、
緋色は、植物の灰がかかる部分がこのような色に、
土に変化を起こさせます。
土の弦楽器みかぼしには全体にこの緋色が施されています。
 
緋色が出るのには土との相性もあり、
緋色をつけてもほとんど出ない土もあります。
ですので
写真2枚とも緋色と相性が良かったといえます。
土と火の力が調和して引き出されてくれています。
 
(加えて上下2枚の作品ともに土に使用した水は、
向津峰の磐座の土の転写水、
そして滝川神社の滝の水を合わせて練り上げています)
 

 
◆◇
 
MAJO個展『玄 双つの月』
2022年9月28日(水)20:30より
   10月3日(月)20:30まで
期間限定にて作品ネット販売中です。
 
MAJO net shop
https://majoceramica.cart.fc2.com
 
よろしくお願いいたします。
 

きのうきょう

古墳の真上
裏庭の木にはたわわな木の実。

 

感謝のあさひるごはん
蒸した栗はお団子に。

 

 
今日は午後から雨が時々降ったりして
閉めようとした窓の外から金木犀の香り。
 

カップいっぱいに摘みました。
紙の上にどばっと開けて。
ちいさな花茎やガクや虫をより分けます
永遠なる深い呼吸と瞑想の中にもやがて終わりがみえてきました。
金木犀のシロップをつくります。

 

今日は少し冷えるので、
新ショウガとターメリックとすりゴマのケーキを焼きました。
食べ終わるとからだの内からぽかぽかに。

 

 
昨晩より始まりました
個展『玄 双つの月』をテーマとした作品のネット通販。
早速初日より沢山の方々にご訪問頂いており
ありがとうございます。
 
今日から少しずつおぼえがきにも
掲載している作品や作品にまつわることなどちょっと記してみようと思います。

今回、新作のうつわへの絵付けに筆のように活躍したのは
こちらの植物たちでした。
写真の左から、
ドライのトウモロコシの鞘、
新生姜の葉と茎、
ドライのトウモロコシの芯。
 
絵付けといえば筆をまず一番に思い浮かべるのですが、
それはもちろんなのですが
心に湧きたつものが
今回ばかりはもうどうしようもなく
植物エネルギーに寄って行った時に、
目の前にあった
乾燥されたトウモロコシの鞘に目が行きました。
国分寺のシリウスの郷でご縁をいただいた姫巫女さんのお手による、
自然農で育てられ
収穫され乾燥されたトウモロコシを
この夏にお送り下さったものでした。
乾燥されたトウモロコシの実は
ポップコーンにして大変美味しくいただきましたが
実を包む鞘の方は、
このように緋色を表すものざねとして使われたのでした。
不思議なことに
まるでもう知っているかのように
何の躊躇もなくトウモロコシの鞘が
すいすいとうつわの上に緋色を奏でてゆきました。
 
そうして今回の新作たちに緋色が迸るようにつけられたのでした。
 

たとえばこちらの『双』のシリーズや・・
 

こちらの『内宇宙銀河 深淵にて』のシリーズの大小のお皿たちの緋色も。
 
土、道具、タイミング、
すべてが繋がり命が宿っているのでした。