物語の終わりとはじまり

昨日でこれまで年に一度開催させて頂いて来ている
関東方面でメインとなる展示が終了いたしました。
 
今回は会場の事情で2日間のみの開催ではありましたが、
これまでの5年間にはなかった新しい扉が現れ、
その扉を皆さんと一緒に開くものとなりました。
 

  
と同時に古い世界への扉が閉められた感覚もあります。
 
この2日間はちょうどその2つの次元の間に存在していたように感じています。
 
とても懐かしい現象が起きたり、
けれど懐かしいと感じることで、
似ているけれど同じではない今を同時に確認して、
新しい大地=宇宙の顕れを、
足元から確認することができました。
 
 
お天気のことは、
本当にいつものパターンですので
(私の個展に暴風雨、雷はつきものなので)
心のどこかで安心して自然にお任せしていました。
果たして開廊時間以降は、
ずっと穏やかなお天気で
美しい日も射して作品を照らし、
お越しの方々とほっこりとした気持ちで過ごすことができました。
 

foto:ひらい麻莉さん撮影

 
螺旋で巡るように、以前と似た位置に来たけれど以前とはちがう場所。
その懐かしさのような体感と共に、
今回の個展には過去の形式と未来の形式が混在していて、
過去の形式はこれで完全に終わりを告げました。
 
特に一昨日初日の演奏とワークには、
過去の混在が、苦しみや、なかなか開かれない扉の重さを、
みかぼしの音色から感じ取っていた私でしたが、
ついにその重かった扉が開かれていったことに
昨日は空気がすっかり清浄で軽くなっている会場に入ったとき気づいたのでした。
 
古い扉の向こうを懐かしいと思っている自分がいて、
さらに開かれた新しい扉の向こうから、
2日間続けてお越しくださった方々が数名入らして下さって
新旧扉の移行を関知されておりました。
 
両日お越しくださった方々とは特にそういったお話もできて
軽やかななかで、大変本質的で密なお話ができて心ふるえました。
 
また
昨日は偶然なのか
母娘さまおふたりでの数組さまが見えて、
母と娘という女神系統のエネルギーラインを感じることともなりました。
 
お越しくださる方々がお運びくださるエネルギーが
ほんとうに暖かで、最終日もうれしい一日となりました。
 

 
この2日間の大きな移行により、
本当にもう、これまでの展示形態が
作品たちの持つ振動と合わなくなっており、
作品とお客さまという垣根も崩れて
やはりひとつの物語が終わるようにして
こういった展示の形態は今回で最後なのだと悟りました。
 
 
と、同時に新しい扉の向こうからやって来た彗星みかぼしと共に
次のステージに移行致します。
 
お心に響く皆さまとわくわくしながら
大地=宇宙の海を渡ってゆきたいと思っています。
 

foto:ひらい麻莉さん撮影

 
おしらせになりますが、
今回の個展作品につきましては、
今月9月28日から10月3日まで
ネットシヨップでのご紹介と販売を予定しております。
今回の個展にご興味頂いておりました方々へとお届けできましたらと思っています。
 

 
昨晩搬出を終えて
家の門を開けたとたん目の前に
まだ若々しいつぶらな瞳のがまがえるが鎮座していました!
 
がまがえるはイザナミのお使いで、
『黄泉がえる』なのだと、
以前巫女舞の方がおっしゃっていたのを思い出しました。
まさに今回の個展は玄、黄泉でした。
 
 
そしてこの『玄 双つの月』には、
対になる隠された展示があること、
今回出展した作品たちの窯だししているときに気づいていました。
展示自体も「玄」と「白」の双形になっていました。
今回は「玄」の展示。
「白」の展示は新しい扉の向こうにありました。
ようやく開かれた双子の片割れの「白 双つの月」。
この展示もこれから顕現されることになるでしょう。
 
どうぞお楽しみにしてください。
私もとても楽しみです。
 

foto:ひらい麻莉さん撮影

 
これで従来の展示形式が綺麗に閉じられました。
そして音開き、次の扉が音で本当に開かれました。
特別ゲスト大塚惇平さんの演奏とヴォイスワークに
ご参加くださった皆様にも
こころから感謝いたします。
 
 
これから新しい時空で何が始まるのか、
このわくわくを共有して行きたいと思っています。
 
心がふるえます。
 
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
 
ありがとうございました*