つれづれ

先日屋根の上で干していた甘夏の皮は
粗製糖をまぶしたものと素焚き糖をまぶしたものの2種類つくりました。
あっというまに家族が食べてしまいます。
 

ルッコラのお花を農園さんからたくさんいただいたのでサラダに乗せて。
お花も葉とおんなじ味わいで美味しくいただいています*

今日は庭の小さな畑からだいこんをすべて収穫して、
じゃがいもたちを植えました。
庭に自然に沢山生えていたハナニラを摘んで部屋に活けました。
控えめな良い香りです。
 

椿の葉がぱりぱりに乾燥したので砕いて急須に入れて。
初めての椿のお茶です。
ほんとうに緑茶のような味がします。
力強くすうっと天に抜けるエネルギーを感じました。
これはくせになりそうです。
 
それから午後は
ヤマトタケルの湧き水を汲みにまいりました。

 
感謝の毎日*
 
 
 

本日15日より
galleryACAさん開店10周年にちなんだ企画展の
出展作品たちのネット販売がはじまりました。
 
私MAJOからは先日ご紹介させていただいた
スペインオオヤマネコの額装タイル画1点と
旅茶碗5点を出展させていただいております。
全作品こちらよりご覧&ご購入いただけます*
https://atelierseed.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=2856471&csid=3&sort=n
 
会期は今月28日まで。
どうぞお立ち寄りくださいませ**
 

 
出展作品より 旅茶碗のこと
 
むかし萩焼の業者さんにお世話になっていた時、
旅茶碗というものを教えてもらいました。
昔の旅人は懐にひとつ土の茶碗を忍ばせて
川の水を飲んだり
行く町々ではごはんやおかずを分けて頂く時
この旅茶碗を便利に使用していたのだそうです。
旅に欠かせない友と成った茶碗の存在は、
いまも日本人の心の奥に引き継がれているように感じます。

今回ARCAさんから企画展のタイトルテーマを伺った時、
これしかないと思いました。
箱舟が気の遠くなるような長い月日を経て
人々がようやく大地との再会を果たした時
人は何をするのでしょう。
大地は人に何をもたらすのでしょう。
ノアの大洪水の後で神がひとつの契約として虹をかけたように
大地と人との間のひとつのむすびの証のようにして
人は感謝を持って大地を耕し
大地はそれに応えるように穀物をもたらしました。
そしてそれを毎日の食として大切にいただくとき、
長い旅路を終えた人が最後に懐からとりだすあの、旅茶碗。
私が土からうつわをつくる以上、
このタイトルテーマに沿うものとして出展させていただくものは
旅茶碗、これしかありませんでした*
特別な旅茶碗で炊き立てのお米を味わって頂けたらと思います。

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原料:赤津の胎土に純金彩
サイズ:口径12.8cm 高さ4.5cm
 
 
 
◆gallery ARCA企画展『箱舟が地上におりたその後で』
 
3月2日(木)~28日(火)水・木定休
実店舗ope12:00~close18:00
ネットからは24時間お買い物頂けます
 
gallery ARCA
神戸市中央区北長狭通4-7-3 201 tel.090-6323-2037
地図→ https://atelierseed.shop-pro.jp/?mode=f1
 
よろしくお願いいたします*