野生のリンセイベリコ(スペインオオヤマネコ)に逢いたくて
スペインの森深くにガイドさんとともにいったなあ。
大河ではフラミンゴの群れ
森では猪の家族や鹿たちを観察小屋から双眼鏡でみた。
その時は絶滅危惧種のリンセイベリコには逢えなかったけれど当時30頭まで減っていた彼らは、
現存の大型の猫科の動物の中で最初に絶滅する、とまでいわれてて
それ以降、スペイン政府の本気の保護政策により、
広い視点で
人が壊してしまった自然の生態系を戻し
森をよみがえらせて川の水質を改善、
数十年に渡るその結果、
リンセイベリコは300頭まで増えた。
まだまだ油断はできないとは言うけれど画期的なことだった。
リンセイベリコの保護という狭い視点だけでなく、
環境そのものを自然の状態に還すことで
森や河が復活したことが大きかった。
またこの事業に関わる大規模な雇用により
深刻だった失業率の改善もあった。
このリンセイベリコ救済の大がかりなプロジェクトは
優れたモデルケースとして世界的にも取り上げられている。
日本にはまったくといっていいほど報道されていないけれど。
日本ではある時期から町に熊が出るとかの情報が
頻繁にニュースで取り上げられるようになりました。
昨日もそれでまたニュースでみたのですが、町に降りてくる熊が殺されてしまいました。
町に動物が出るようになったはじめの頃は(もうだいぶん昔になりますが)
山に餌がないなどと報道されていましたが、
熊のいる山に住む人たちが
『山の餌は十分足りている、
原因は他にある』と訴えていた当時のことを思い出します。
太陽光パネル設置や風力発電の電磁波、近年になってここに繋がっていることを知りました。
3、4年前に移住を考えていた和歌山の山並みも
ずらりと風力発電の風車が並んでいて
ビックリしていたら
町役場のかたから、
電磁波被害により山の動物や風車の近くに住んでいた人がまともに住めなくなっていることを聞かされました。
そしてそのずらりと尾根沿いに並んだ風車はすべて
個人の持ち物だと聞いてさらに驚きました。
和歌山の山で何が起きてるんだろうと思いました。
森で起きている根本原因の改善がなければ。
町に降りてくる動物たちは自然からの警告です。
以前和歌山の風力発電についてしらべていたなかで
移住予定だった隣町のこのかたのブログを見つけました。
今日のテーマに則すものなので
リンク貼らせていただきますね。
https://yuramorio.com/?p=4253