動き出す

昨日から諸々急に動き出しました。
何故か消えていたメールによる案件のここ一週間の滞りが解消しました。
それから他には
とどまっていた制作の方向性が昨日今日と冴えてきて制作再開。
気になっていた食材のストックも今日すべて手に入れて
明らかな滞りも・なんとなくの滞りも
昨日今日で一気に動き出し、スッキリ*の今日。
 
 
7年前程からときどき立ち顕れる鳥の陶人形。
昨年からまた顕れはじめて、いま制作しているのはこちら。

 
鳥には正絹の手染めのボトムを作り履かせました。
さらに真菰で作る蓑(みの)を纏(まと)います。

 

 

 
鳥サイズのミニチュア蓑。
小さいながらもこうして作っていると、
古来、蓑というもののツールとしての役割が目に視えてくるようでした。
 
計画立てて手際よく合理的につくれないものですから
ひとつひとつ工程を進めることで次が視えてきます。
視えたらそれに必要な材料を集めます。
蓑ができあがれば、次に必要な上衣、
そして翼が視えてくることでしょう。
まるで何層にも重ねられた美しい神秘のベールが
一枚ずつ剥がれていくようで、
次は何を視せてもらえるのか、
とてもワクワクします。
ものづくりの醍醐味ですね。
 
やがて丁寧に訪ね(訊ね)ながら作ることが総てにつながってゆきます。
ものづくり・不可視のものを顕現するのに
丁寧さとワクワクは大切なことかなと思います。
 
こちらの鳥の陶人形は
今月末には神戸のギャラリーアルカさんでお取扱い頂く予定です。