「土砂崩れは大地の深呼吸」

きのう地元の古民家映画館での上映初日、
見てまいりました「杜人」。
 


 
大地の再生をしつづける
矢野智徳さんを追った3年間の記録のドキュメンタリー映画です。
 
全編ハートに届く振動に満ち溢れていて
言葉にならないまま届いた本質的に大切なことが
どの場面にもありました。
 
きっとたくさんの方々が同じように、
言葉も介さず矢野さんの活動を高い振動のまま
受け取られているのでしょう。。
この大地の自然から振動で受け取るのと同じようにして。
 

 
映画のなかで矢野さんは、
分断された風と水の道を目と心で読んで作り、
宇宙のエネルギーを巡らせ流れる通り道をつくる。
それが大地の再生。
 
滞った水溜めに、
真っ直ぐではなく蛇の道・蛇行した水脈をつくる。
地上で水は真っ直ぐ流れるものではなく、
地形に沿って自然に蛇行するもの。
映画の中で『ああ、昔の川はそうだったと』と
感慨深く言ってる人が出てきました。
川も道も、大地を思えば
真っ直ぐにはならないはずなのですね。
 

 
映画から派生して思うに。。
 
よく竜(龍)と混同される「ミヅチ」は
「水竜(あるいは蛇)」ではないのか。
天の竜とはまた異なるお役目の
より地上の人に近い存在として。
 
お寺の天井画などでも
よく竜と混同されてミヅチが描かれているのを見ますが、
いまでは人に悪さするあまりよろしくない存在とされているミヅチ。
わたしもそう思っていたのだけれど。。
ミヅチが波動を落としめられた(?)その理由が、
この映画の中から視えてきたような気もしました。
 
矢野さんが滞った水の流れを促すために
手シャベル一本でざっざっと溝を掘りつくった水脈に沿って
曲がりうねりながら流れ出した水は、
細やかな水紋をその川面に波立たせる。
それはまるで竜の鱗のようで。
「川は竜そのもの」とかつて古神道でも言われてきたことが
みるみる目の前に現れてはっとしました。
 
その一方で、
繊細な鱗を煌めかせながら滞りなく蛇行して流れるその姿、
これはもしかして竜というよりも
「ミヅチ」と言われてきたものではないか・・
という思いも浮上して。
 
ミヅチは暴れて人々に迷惑をこうむる。
人と自然との関わり合いの中で。
 
川は暴れて人々に迷惑をこうむる。
人と自然との関わり合いの中で。
 
やはりは川は元々はミヅチなのかもしれない。
ミヅチも昔は悪いばかりではなかったかもしれない。
川もむかしはもっと大切にされていた。
竜とミヅチが混同される理由とともに
いろいろ示唆されるものがありました。
 
この世界は映しカカミ。
 
「土砂崩れは大地の深呼吸。
息を塞がれた自然の最後の抵抗」と、矢野さんは言う。
 

 
矢野さんによって水の流れ=血の流れが蘇った大地は
そこに生きるすべての動植物の命をもう一度輝かせ始める。
大地の再生により循環が始まった大地を木々を
見つめる矢野さんの目が優しい。
『ここまできたら僕がやることは何もない。』
黙って去るだけ、と後姿をみせる矢野さんに、
彼に救われた大地の植物たちがまぶしいくらいに命輝かせ、
言葉では言い表せない木々の感情が伝わるその素晴らしい場面に、
魂が震えました。。
 


映画館を出ると目にとびこんできた緑がまぶしかった。。
 
 
それからすぐちかくの浜に出て

  
魂でつながる方々とともに
海にうたをうたい
舞い、感謝をしたのでした。
 

 
満月の終わりと始まりの日に。
 
 
 

航海の護符

  
なみがしら
 
或は
 
はこぶね
 
 

 
 
ギャラリーアルカのオーナー様が
個展の様子、
個展「ミカカミ」動画公開、
19日からのネット販売について
ブログに記してくださっています。
よかったら↓リンク先よりご覧くださいませ*
 
ご縁を繋ぐ場として 2 ー MAJOさん個展「ミカカミ」https://ameblo.jp/tane320/entry-12743239349.html
 
 

陶土 ラスター釉 硝子


 
◇gallery ARCA企画
MAJO個展
『ミカカミ -みらいからきて みちのかこを つくる-』
 
5月1日(日)~5月31日(火)
12時~18時 水・木定休
神戸市中央区北長狭通4-7-3-201
tel.090-6323-2037
https://atelierseed.shop-pro.jp
 
作家在廊
29日15時ころ~閉店まで
31日12時から16時半まで
 
ご縁ありましたらどうぞよろしくお願いいたします。
 
 
 

つれづれ

最近のあさひるごはんから。
 
古代小麦フレンド粉をいただきましたもので
南スペインの郷土料理ソパイパをつくりました*
ターメリックを入れました*
自家製キャロブ+豆乳ヨーグルトソースをかけて頂きました***

 
最近焼いたパンは松葉から起こした酵母で。
ドクダミの花も咲きだしたので、
ドクダミパンも一年ぶりにそろそろ焼こうかと思っています*

 

雨に癒されます。。
雨が続くと制作中の陶土がなかなか乾かないのですが
それはそれで大きな作品にとってはゆっくり乾いてくれることが善しと成ります*

 

 
「あまつみかぼしアチューメント」
日程5月24日(火)を追加いたしました。
詳細はこちらになります→
限られた日程での開催となりますが、
直感でピンと来られたかたへ。
お待ちしております。

お申し込みのご連絡いただいてから2日以内にお返事差し上げています。
万が一お返事が届いていない場合は、
お手数ですが改めて再度ご連絡いただけましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。