うごかされていること

神戸のギャラリーアルカさんでの個展も会期の三分の一が過ぎました。
 
これまでにお越しくださいました皆さま、
作品と出会って下さり、そしてお迎え下さいました皆さま、
本当にありがとうございます。
 
ギャラリーアルカさんとは2014年からのお付き合いで
その当時はアトリエシードさんというお名前で
お店の場所も垂水でご活動されていました。
 
あれからアルカさんにも私にも様々な流れがあり、
気が付いてみると
お互いにそれぞれの立場で付かず離れずのようにして
魂の成長の道程を歩んできているように感じています。
 
付かず離れず・・
と書きましたが、
おそらく意識では計り知れない魂レベルでのご縁が、
ギャラリーアルカのオーナーの西田さんとはあるのだと感じます。
それはさまざまなこれまでの事象から読み解けます。
ここにその詳細を書くと膨大になってしまいますので、
今日はある時期から現在までのアルカさんとのつながりを
個展のDMを見ながら振り返ってみようと思います。
少し長くなりそうですが、
おつきあいいただけましたら幸いです。
  
アルカさんでの個展のDM葉書のレイアウトデザインはすべて
グラフィックデザイナーのご経験があるオーナーの西田さんの御手によるものです。
いつも素敵なデザインにしてくださって感謝しています*

 

 
現在は神戸元町に場を作っておられるギャラリーアルカさんが
垂水でのアトリエシードさんというセレクトショップだった時代から
作品の常設および個展をさせていただいていました。
 
当時のわたしは、
いわゆる実用食器や小さな陶のアクセサリーを作っており、
そういった作品を中心としたお取扱いをしていただいていたのですが、
ある時期から私の作品に変化が起きました。
 
アルカさんも垂水から神戸元町へと移転されて、
「その始まり」だったと
いまでこそ感じているのが、この個展からでした。
2017年 個展「ARCA Y PALOMA ~アークとパロマ~」

この時はまだ
それまで制作していた実用食器も混在していましたが、
そこにスペイン~ペルシャの技法をベースにした特殊技法での
絵皿に特化した制作がおもむろにはじまりました。
原料や技法などすべて降りてくるので、
試作などは一切しておらず、
始めからこの不思議な技法の作品がつぎつぎに顕現されました。
つぎつぎに生まれてくる絵皿の作品を見て私はひどく客観的な気持ちになり、
そこで納得したのが、
こういった一連の作品に関して私のポジションは
生まれてくるのをお手伝いさせていただくお産婆さんなのだ、という事でした。
DMはその特殊技法でつくった作品の写真を使用しているのですが、
この個展でのテーマは、
この時しきりにビジョンが浮かんで来ていた「ノアの箱船」。
個展タイトルのARCA(アーク)とはスペイン語で方舟の意味で、
PALOMA(パロマ)は鳩の意味になります。
様々な意味での移行段階の始まりでした。
 
 
2018年 個展「ARCO IRIS」

ARCO IRISとはスペイン語で虹という意味になります。
前年のノアの箱舟からさらに不可視の世界での進化のようなものがあり、
図らずも個展会場に顕現され視えて来たのは「地上の楽園」でした。。
 
 
2019年 個展「原初の水 ~生まれなおし」

この時の個展辺りから、
タイトルテーマが前の年の年末に降りてくるようになりました。
それはとても不思議な現象で、
個展のタイトルテーマでもあり
また世の中の一年のテーマに通じるものでもある、と気付いたのは
もう少し後になってからの事です。
この不思議な現象はいまも続いています。
今回の個展「ミカカミ ~みらいからきて みちのかこを つくる」も
そのようにして降りてきた言葉です。
また明確な魂の根源へのアクセスが始まったのもこの頃です。
この個展では海、人魚といったエネルギーの顕現が著しく
それがのちにシリウスのエネルギーに繋がっていることを知るのでした。。
 
 
2020年 個展「原初の光」

この頃になると、宇宙的なつながりがリアルになってきて。。
エネルギーでレアなまま本質を受け取るようになり、
言葉で表現できることも少なくなってきました。。
やはり言葉に表した時点で本質とずれてしまいますし、
それは本意ではなかったから。
そういった微妙なところを、
ギャラリーアルカのオーナー西田さんがきちんとサポートして下さり、
とても助かりました。。
西田さんは個展のたびに、完璧なディスプレイをしてくださり、
また私以上に作品に深い理解を示され・共鳴されて、
作品を通じて魂のご縁の深さを感じざるをえません。
三次元地球人のわたしからしたら本当に不思議なことですが、
宇宙から見たら『やっと気づいたのか』という感じかもしれませんね。
 
 
2021年 個展「音開き ~結びなおし」

セオリツヒメ、シリウス、といったエネルギーを中心にして
それまで動かされてきたものが、
具象として初めて顕現させていただいた展示になったかもしれません。
「真中に火をもつセオリツヒメ」と、
わたしが日常汲ませていただいている「ヤマトタケルの湧き水」の
ふたつが合わさった画像を、西田さんがDMにしてくださいました。
 
 
2022年 個展「ミカカミ」

これまでDMに掲載した作品はすべて個展で展示されてきたのですが、
じつは今回のDMに登場したニホンオオカミたちは、
展示会場におりません。
オーナーの西田さんにもご説明してご理解いただいたのですが、
DMに載せたこのオオカミたちからは
時の流れに乗るタイミングがあり、
この作品らをそのまま5月に展示したのでは「もうおそい」と降りてきていました。
ですから、
現在アルカさんに展示されているのは彼らの次(今)の姿、
次の次元へ移行する彼らの姿が顕されています。
展示会場で、DMの中の彼らと今現在の彼らの姿を
見比べてみて頂くのもまたご一興かもしれません。
 

 
駆け足になりましたが、
ギャラリーアルカさんとご一緒させていただいたこれまでの足取り。
いつもおぼがきをお読みくださるみなさまには
できればお伝えできたらと思っておりましたので、
おもしろく興味深くお読みくださることができましたら幸いです。
 
 
◇gallery ARCA企画
MAJO個展
『ミカカミ -みらいからきて みちのかこを つくる-』
 
5月1日(日)~5月31日(火)
12時~18時 水・木定休
神戸市中央区北長狭通4-7-3-201
tel.090-6323-2037
https://atelierseed.shop-pro.jp
 
*最後になりましたが、
このたび3年ぶりに神戸に伺うことが叶います。
何とも嬉しく今回の個展で在廊させていただきます*
在廊日時は、
29日15時ころ~閉店まで
31日12時から16時半まで
になります。
ご都合合いますようでしたら会場にてお待ちしております*
どうぞよろしくお願いいたします***
 

今日の海