イソラ

6年前のあの日。
 
深い海の底から助けを求めるように
深夜わたしの工房に訪れたのは
イソラでした。
(イソラだとわかったのはずいぶんと後になってからでしたが。)
彼女をすぐに絵皿に映し、
それが救出あるいは回収となったのでしょうか。
その後わたしの工房は
工房イソラと命名されました。
 
2016年のこの年は、
神戸と三鷹の現在もお世話になっているギャラリーで
なぜかそれぞれ別々に
人魚と題した企画展が重なり、
立て続けにお誘いを受けたりご紹介いただいたりして
出展したこと、思い出します。