新年明けて

庭の梅が咲き始めています。
 
月の暦では、新月ちょうどの時刻の直前までが大晦日なのですね。
ですから昨晩の9:36に年が明けました。
基準のことなる習慣って面白いですね。
そもそもアジアの国で西洋歴のお正月を祝っているのは
現代の日本くらいなものだそうですが。


春は名のみの風の寒さや  谷の鶯歌は思えど  
時にあらずと声も立てず  時にあらずと声も立てず
 
氷溶け去り葦は角ぐむ  さては時ぞと思うあやにく  
今日もきのうも雪の空  今日もきのうも雪の空
 
春と聞かねば知ら出ありしを  聞けば急かるる胸の思いを  
いかにせよとこの頃か  いかにせよとこの頃か
 

『早春賦』。
子供のころ母がよく歌っていました。
ひとは年を重ねるとあまりうたをうたわなくなるのでしょうか。
 

桜山の山桜たちがうっすら仄かに色づいてきました。
とっても仄かな色づきなので氣のせいと思われるかもしれませんが
桜は開花の準備として桜色の色素を幹を通して枝枝に運びます。
桜色の準備を始めた桜山は
ふんわりやわらかな雰囲気につつまれます。

 

こころみ

試みというのは
こころを見るということなのだと氣づきました。
 
『こころみ』をしたいと思います。
 

 
あまの泉
 
おとひめさまが
あまの泉のお水を両手で掬い
その指先からこぼれおちる
しずくのまあるい玉たちが
泉の水をのむうつわになりました 

『こぼれ玉 泉の水を飲むうつわ』
お日さまに乾かしている様子です。
数段階の焼成を経て
新月の晩には
金彩・銀彩の焼成を経て
明日窯からでてきます。


 
こちらのうつわを『こころみ』たいと思います。
ご購入下さった循環のエネルギーは
これまでおぼえがきをお読みくださった方でしたらご存じのように
近年になって急速に増えてまいりました
祈りの旅
土地と水の繋ぎ、火(ヒ)の繋ぎ
そういった旅のてあてに使わせていただきます。
 
ご神具、剣や鏡をつくるのに使用する土の調合で
おつくりさせていただきました。
もちろん食器として使用可能な原料です。
 
旅をするうち、
これまで分断されていたものが浮き彫りとなり
さまざまなあらためをしたく思い
(そうしなければきもちがわるくなりました)
あらゆる扉を開けては締めてを繰り返し、
必要不必要なものを掴んでは放す、を
急速に繰り返してきています。
(おぼえがきを続けてお読みくださっている方には伝わっていたかもしれません)
 
作品の販売の形を、
これまでの常識というものから
あちらとこちらというものから
離れて
個を離れて
大きく循環できる感覚を自らも育ててみたいと思いました。
お金は循環するエネルギーであること。
それを知る『こころみ』です。
私にできることは陶芸の仕事です。
そこに土台があり、その土台の振動がもう昔とは変わっています。
 
あまの泉のこぼれ玉 
金の小鳥に 銀のミキ
金の兎に 銀のミキ
 
(*小鳥、兎=渡す役割)
(*ミキ=幹、神酒、神器)
 

 
明日に、
窯出しができましたら『こころみ』からうまれたうつわのこと
ご案内させていただきますので
どうぞよろしくお願いいたします。
 
単なる販売ではなく、言挙げをしての
今後このような形での販売=私の手元からのエネルギーの巡らせかたを
考えていきたいと思っています。 
 
ながくこのおぼえがきを読んでくださっている方や
ピンと来て読んでくださっている方とも
一緒にエネルギーを巡らせる感覚。
その感覚が栄えますように、と心が言ってきます。
ですからこれは私ができるせいいっぱいのこころみです。 
 
明日またお読みくだされば幸いです。