『宮沢賢治の視ていたむこう』
第四日目更新しました。
http://majo.moo.jp/shopping/expo/kenji_no_miteita_mukou/20230222kenji
今回アップした作品のなかに林檎を描いたものがあります。
学生時代には木彫を専攻していたのですが、
その木彫の先生が密教を修道されていたかたで
ゼミのときにしばしば目に視えない世界
(しかし確固として存在する世界)のお話しをしてくれました。
『この世界は林檎のようなもので、
林檎の半分は目に見える物質的な世界。
もう半分は精神的な世界でちょうどつり合っている。
しかしいまはあまりにも極端に物質に偏り過ぎていて
こんなのは異常な状態だから、
これから必ず精神世界がやってくるだろう。』
と、強くおっしゃっていた事が印象深く残っています。
いつしかその世界観から、
私の表現の中でも、ひとつまるまるの林檎を描くとき、
バランスの取れた世界を顕すシンボルのようなものとなってゆきました。
宮沢賢治の描く世界の中でも、林檎は印象的に扱われています。
その香り。色。
なにか次元を超えるときただよってくる林檎の香り。。
*
ネット展覧会
『宮沢賢治の視ていたむこう』
会期 2023年2月22日22時~3月3日22時
下記特設サイトにて28日まで毎日更新しています。
http://majo.moo.jp/shopping/expo/kenji_no_miteita_mukou/20230222kenji