朝焼け

庭も染まっていました。

そのまま海へ・・

カモメのジョナサンと海を見つめてる。

いつも海はほんとうにうつくしいなあと
ころんと砂浜にあおむけに寝転がって空を眺めておりました。

海のそばにあたらしくできていた地元のおにぎり屋さんで
天むすを買って帰りました*

 
*おやつにキャロブケーキを焼きました*

 
***
 
19年前の今日8月13日、
私はサンティアゴの道カミーノを歩き始めました。
私は巡礼中、とても守られていたと思います。
アウトドアな知識など皆無でしたから、
いつも履いてるスリッポンのズック、
千円で買ったファンシーな綿のリュックで歩いていましたから。
毎日雨が降る北スペイン特有の気候のカミーノで
歩いていた時には一度も雨で深刻に困ることもなく、
宿についたとたん降りだす、
その日歩き出す直前まで降っていた雨が止む、
雨が降りだすとちょうど教会が目の前に現れる、
という日々の連続でした。
これまでが恵まれていたのだと気づいたのは最終日で、
カミーノで初めてものすごい暴風雨にあたり、
自分が履いている靴やリュックでカミーノを歩いてきたこと、
それらが最終日まで一度も濡れなかったことに感謝できたのでした。
最終日にびしょぬれになった靴は、数日間乾かず、
巡礼の終着地サンティアゴ・デ・コンポステーラの町で
(大きな町ですからたやすく新しい靴を買うことができたというべきでしょう)
結局他の靴を買ったのでした。
 
なぜかこの8月に入ってから
カミーノのことを話したり聞かれたりすることが多くなっていて、
きっと何かあるのだろうとも思います。
たとえいまわからなくとも。
 
当時の巡礼の記録が少しだけ残っています。
必要とされている方のために
しばらくのあいだここに昔の記録のリンク先を貼って置こうと思います。
http://majo.moo.jp/foto/reportaje/camino/camino.html
 
カミーノを歩いて19年も経ったとはとても思えず、
優に時空を超えて
いまこそより一層鮮やかによみがえっています。
あの道を歩いた意味が、
あのときよりも今、はっきりと
見えてきているからかもしれません。
 
カミーノの大地と出会えたことが
そのままこの地球と出会えたことでした。
 
ほんとうにありがとう。
言葉では足りないくらい感謝の気持ちでいっぱいです。